第七回島清ジュニア文芸賞「散文賞」(中学生の部2)「スズメのひとりごと 人という可能性」その2

ページ番号1002721  更新日 2022年2月15日

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美川中学校3年 小池 紫央里

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先生に『作文コンテスト』に参加すると言ってから、柚と梨香は与利たちの嫌がらせにいちいち反応しているよりも、作文を書くことに専念した。そのほうが気がまぎれるので楽だった。
でも、いつでも作文が書けるわけではない。やはり時間がそこそこなければ中途半端になってしまう。だからいつも、昼休みや、放課後になるのだった。勉強と文化祭の準備でただでさえ時間がないのに柚と梨香は部活も入っているので、なおさら時間がなかった。柚は陸上部に入っていて、梨香はバレーボール部に入っていた。部のときも、同じクラスの子たちから省かれていたが、他のクラスの子たちがいたし、なにより後輩にいろいろと教えなければならなかったので、さほど気になってはいなかった。週に2,3回放課後に残っていたので、先生に叱られて追い出されるまで残っていたときもあった。
柚と梨香が目指している作文は、"内容が分かりやすくて飽きるほど長くない"作文だ。なので、柚たちはまず分かりやすく伝えるため具体例の資料を探した。けれど学校の図書館にはあまりその資料がなかった。だから、コンピューター室にあるパソコンを使って資料を集めたり、テレビの特集で『いじめにあった不登校者』の放映をビデオにとったりした。そうやって柚と梨香なりの作文を作っていった。
そして文化祭3日前の今日、つまり『作文コンテスト』が行われる3日前だ。柚と梨香は出来上がっている作文を手に放課後、読む練習を繰り返していた。誰もいなくなった教室で二人の声が響いている。
「梨香!そこまた間違えた!」突然柚が声を上げた。
「あっごめん。こことても言いにくくて。」
「もう。本番間違えてばっかりだったら、みんな聞いてくれないよ。」
柚が言った後、ツカツカと足跡が聞こえた。驚いて柚と梨香は教室の開いているドアを見た。すると入ってきたのはなんと与利だった。
「あ」
「あ」
柚と与利が声を上げた。与利が先に口を開いた。
「なにしてんの?学級委員長さん?」与利は柚を無視して皮肉っぽく梨香に呼びかけた。
「そっちこそなんで来たの?」梨香が対抗して言った。
「関係ない。」与利は自分の机のところまでいったところで、ちらりともこっちを見ずにいった。そして与利は自分の机の横にかかっている袋を取ってさっさと教室を出て行った。
「なによ。最初に聞いてきたのはそっちじゃない。」梨香は与利が出ていった場所をにらみつけながらに言った。
「確かにむかつくけど、このままずっと私たちと与利が対立するのは嫌だな。この『作文コンテスト』が終わってから、与利とも自然に話せるようになりたい。」静かに柚が言った。
梨香はそれを聞いて「そうだね。」と言った。
——本当にそうなってほしい。
そう思うと、3日後の文化祭が待ち遠しく思えた。

5
柚と梨香は文化部の作品を見て回っていた。そう、今日は文化祭。みんな今日まで必死に作ってきた出し物や作品を披露する日だ。そしてなにより柚たちには勝負の日。今は午前の部にある各クラスの出し物が終わり、昼食が終わって午後の部に入ったところだ。午後の部の予定は、学校内で文化部の出し物や作品を自由に見て回り、その後、体育館で『作文コンテスト』を行うのだ。だから柚と梨香は緊張をほぐすために文化部の作品を見て回っていた。なかでも緊張しているのが梨香だった。
「梨香、大丈夫?」柚はこの言葉を今日は何回言ったかと思いつつ梨香に尋ねた。
「だ、大丈夫。私、本番には強いのだから心配しないで。」
「でも、肩震えているよ?」
「大丈夫だって。」そのとき学校の放送がなって、アナウンスが流れた。
『お知らせします。次の『作文コンテスト』へ出場する生徒は、今すぐ作文を持って体育館に集合してください。お知らせします・・・。』
「ほら、いかないと。」梨香は心配そうな顔をしている柚に向かって言った。
柚たちが急いで体育館にいったときにはもうほとんどの生徒が集合していた。やはり1年生が少なく、2、3年生が多かった。出場するグループは10組。ほとんど団体で出ている生徒が多い。
柚たちが発表順に並んでいるとき、生徒たちがガヤガヤと体育館に入ってきた。柚と梨香は今まで以上に緊張してきた。柚たちの発表は一番最後。つまり最後まで緊張しているのは柚たちということになる。
「柚〜。本当に最後ってヤダ。」梨香は生徒たちが並んでいる間、ずっとそんなことを言っていた。
全校生徒が並び終わったとき、
『静かにしてください』とアナウンスがなった。急に静かになる会場。
『今から第21回作文コンテストを行います』ワァッと会場いっぱいに響き渡る拍手がおこった。
『それではまず、1組目、3年6組の伊藤さん、お願いします。』
参加者は背順で並んだ全校生徒の前にあるマイクまで進み作文を発表する。だいだいの1組の発表時間の平均は10分程度。内容に深みがなければみんなすぐに飽きてしまうだろう。柚は最後までみんなを引きつけられるかどうか心配だった。
みんな『作文コンテスト』に出るだけあって、とても上手だった。そして前半の5組が終わった後、20分の休憩に入った。柚と梨香はこの時間を利用して最後の確認をした。その間柚たちは一度も笑わなかった。
後半に入ってから、一つの発表と拍手が終わるたびに梨香が横で震えているのが伝わった。柚はそれがわかっていても、声をかける余裕が柚にもなかったのだ。そして・・・
『ありがとうございました。次は最後です。10組目、2年3組の紺堂さん、高野さん、お願いします。』
柚と梨香はそろって前へ進み出た。前へ出ると不思議に緊張はしなかった。
初めの出だしは梨香だ。
「『いじめについて』2年3組、紺堂 柚、高野 梨香。
みなさんはいじめられた人の気持ちを考えたことがありますか? ないのならば、今日を機会に考えてみてください。その人の気持ちはどうなのかと。以前いじめにあった人はいじめについてこう語っています・・・。」さっきまで震えていたなんて思えないほどしっかりとした声で梨香は言っていた。「いじめは人の心を殺す刃物だと。」
いじめにあった人の体験談、その人が思うこと、そして私たちの考えたこと、思ったこと・・・。発表は順調に進んでいた。柚と梨香はいじめの悲惨さ、いじめをしても何の特にもならない、ということを伝えたかった。だから、必死にそのことを軸に呼びかけた。
「みなさん、周りを見てください。あなたの周りにそういう人はいませんか? いたら助けてあげてください。そして、人の弱みを見る人間ではなくて人の良いところを見てください。みなさんの毎日が過ごしやすくなるように。」最後に柚はそう言い、終わった・・・。と思った。
柚と梨香は真っすぐ前を向いた。反応のない会場の雰囲気。柚がそんなに下手だったんだ、と思った瞬間、いっせいに拍手がおこった。なかには歓声も聞こえる。驚いた柚と梨香は顔を合わせ、ニッと笑った。
「ありがとうございました。」二人同時に言って礼をした。

表彰式、最優秀賞を飾ったのはなんと柚と梨香だった。二人はまさか賞を取れるなんて思わなかったから、びっくり仰天だ。柚と梨香の顔には自然と笑顔が浮かんでいた。
体育館の後片付けが終わった後、教室に戻ると、今まで無視してきた女子が寄ってきた。
「ご、ごめん! 柚、梨香。」
「『作文コンテスト』すごくよかったよ。おめでとう。柚と梨香の発表を聞いて自分が間違っていたってわかった。本当にありがとう。そして、本当にごめん。ごめんね。」
みんなそれぞれ柚と梨香に謝ってくれた。そして、由未のときに味方だった人たちがなぜ与利側についたその理由もわかった。与利に「柚たちに味方すれば次はあんただから。」とか言われていたらしい。でも、「与利に味方したことは間違いだって気づいたの。ごめん。」と言ってくれた。
柚と梨香はみんなが分かってくれただけでうれしかった。なにより驚いたのが麗佳も謝りに来ていることだった。あの意地っ張りな麗佳が「ごめん」と言ったのだから。柚が「いいよ」と笑って答えたら、麗佳も笑った。そして、女子ばっかりに気を取られていたが、普段あまりしゃべらない男子も「よかったぜ。」と言ってくれた。
柚がふと隅っこの机に目をやると、ポツンと一人席に座っている与利の姿が目に映った。
「与利・・・。」
柚はみんなから離れ、与利に声をかけようとしたとき、
「みんな席に座れ。終礼をはじめるぞ。」とバタンッと音がして先生が入ってきた。
柚は仕方なく自分の席に座った。
「今日は文化祭ごくろうだったな。特に『作文コンテスト』、紺堂、高野、とっても良かったよ。先生もつい考えさせられた。」みんながいっせいに拍手する。先生も頷いている。
「そして一ついい知らせがある。岡本のことだか、実は今日退院したんだ。まだ車椅子だが、明後日から学校に来るそうだ。よかったな。」教室がざわざわした。ところどころで「よかったね」という声が上がる。
柚も心底ホッとした。よかった。やっとみっちゃんに会える、と柚は思った。
先生は話を続ける。「車椅子だと何かと不便だからみんな、ちゃんと岡本を手伝ってくれ。」みんなは口をそろえて「はーい」と言った。
一安心した柚は、号令が終わったときに与利に声をかけようと思ったが、与利はすぐに教室を出て行ってしまった。柚の心に与利がひっかかった。

6
次の日、1ヶ月半ぶりにクラスの女子とまともな挨拶ができた。昨日のことがあってから、柚たちは仲よくなった。しかし、その場所に与利の姿は見られなかった。
久しぶりに楽しい1日だったが、柚は今日休んだ与利のことが気になって与利の家に行くことに決めた。そのことを梨香に話したら梨香も行くと言ったので、二人は部活後与利の家に向かった。与利の家は柚が小学校二年のとき1回行ったことがあっただけだったので、記憶が正しいのかあやふやだったが、意外にも記憶が正しく、柚はなんとか梨香を連れて与利の家に行ったのだった。与利の家は学校からかなりはなれた古いアパートの4階の407号室。小学校以来一度しか来たことのない与利の家のドアの前に立った柚はインターホンの上に指を立てて「押すよ」と梨香に言った。梨香は柚の目を見てゆっくり頷いた。
ピンポーン、とかすれた音が鳴った。目の前のドアが動く気配はない。
柚はもう一度インターホンを鳴らした。
ピンポーン・再びかすれた音。
「いないのかな。」
「もう一度だけ押してみたら?」梨香が言った。
ピンポーン。するとドアが開いて
「はい」と言って与利がでてきた。
与利は柚たちを見て目を丸くした。
「な、なんで?」与利が目を丸くしながら言った。
「えっ、与利に会いに来たんだよ。」と柚が言った。
与利は我に返って「帰って」と言ってドアを閉めようとした。柚は手でドアをおもいっきりつかんで無理やりこじ開け玄関に入った。その後ろから梨香も入っていく。後ろでバタンッとドアが閉まった。
「イタっ。何するのよ! 帰って、と言ったじゃない。なんで勝手に入ってくるのよ!」与利が柚たちをにらみつけて怒鳴った。
「私たちは与利と話をしたいのよ!」柚も対抗して怒鳴った。
「なっ・・・」与利が何か言いかけたとき、外の階段を不規則に上ってくる音がした。
次の瞬間、与利の顔が真っ青になった。
「入って。」与利が言った。
「え?」
「早く靴を持って家の中に入って! 早く私に着いてきて!」与利が真っ青な顔のまま怒鳴った。
柚たちは何がなんだか分からなかったが、与利があんなに真っ青になるにはなにかわけがあるに違いないと思い、与利に従った。柚たちが与利に案内されて、ある部屋へ入った直前、さっきの足音が玄関のドアの前で立ち止まった。そして玄関のドアが開く音を聞いた。与利は自分たちのいる部屋に鍵をかけ、はぁ、と息を吐いた。
「あの与利、ここは?」梨香が尋ねた。
「静かにしゃべって。ここ? ここは私の部屋よ。」与利がぴりぴりしながら言った。
ドンドンと、足音が玄関から隣の部屋へ移動した。
「与利、あの足跡は何なの?」今度は柚が尋ねた。
「あなたたちに関係ない。」与利がぴしゃりと言った。
「与利・・・。本当に話したくないのならいいけど、私たちは与利を責めに来たんじゃないよ。与利と仲良くなりたいなぁ、と思って来たの。信じて。」柚はそう言って与利の目を見た。長い沈黙。すると与利は顔を伏せて言い始めた。
「今入ってきた人は、私のおじさん。なんでおじさんがいるかというと、私の両親は私の小学校3年のときに亡くなったから。交通事故で。」
「え?与利、そんなの一度も聞いていない。」柚は驚いたように言った。与利とは小学校も一緒だったので、与利の両親には何回か会ったことがあるからだ。
「知らなかったでしょ。だって私、誰にも言わないようにしてたから。お母さんは事故現場で亡くなっだんだけど、お父さんは病院でしばらく入院してから亡くなった。そのときお父さんが私のことをおじさんに頼むと言ったらしいの。」
「え?与利が逃げたいくらい嫌なおじさんに?」梨香が不思議そうに言った。
「違う。おじさんはすごくいい人だった。よく、私の面倒も見てくれた。でも、私がちょうど小学校5年のとき仕事をリストラされてから、別人みたいに変わった。どこにそんなお金があるのか分からないけど毎日お酒を飲むようになって、どこかほっつきまわっている。それに毎日嫌なことをたくさんいわれた。」
「なんで近所とか警察に言わなかったの?」梨香が静かに言った。
「言っても意味ない。いつも私が勝手なことをしたら怒るくせに、おじさんは私の前以外のところでは人が変わったようなの。それに、おじさん一人じゃ大変だからって、私の通帳に祖父母が毎年お金を振り込んでいるから、あまりお金には問題ないの。だから無理。私は両親がいなくなったとき、おじさんがああなったときで、どれくらい泣いたかわからないくらい泣いた。」
与利は口をつぐんだ。柚と梨香は与利の意外な過去に唖然としていた。そして、与利が再び口を開いた。
「私の弱みは両親が死んだことなの。おじさんは私の両親をけなす。お前の両親はへっぽこだ、だから交通事故になんてあったんだ、て毎日言われた。両親のこと、今でも悲しいのにおじさんはずかずかという。だから自然と、弱みを握られたらおしまいだ。弱みを握られる前に握ってしまわないといけないと思った。それでなの。柚や梨香に嫌がらせをしていたのも、弱みを握られたくないだけだったの。今の私は友達がいないことも弱みだから、学校へ行かなかった・・・。」
「与利には友達がいるよ。私も梨香も与利の友達だよ。」
柚と梨香をじっと見ながら固まっている与利に言う。
「そうだよ。私たちじゃなくて、みんなもそうよ。」梨香が同意する。
「そんなのうそだ。」与利が即座に言った。「私、みんなにひどいことしたんだから、受け入れてくれるはずがない。」
「与利、それじゃぁ、私たちが作文書いた意味がないじゃん。私たちは、みんな仲良くなってほしいから作文を書いたんだよ。与利がごめん、て言ったら、きっと許してくれる。」
柚は力を入れていった。
「本当に?」与利が聞き返す。
「本当」柚と梨香が声をそろえていった。与利がホッと息を吐く。
「良かった。学校へ行っても大丈夫なんだね。ありがとう。そして、ごめん・・・。」
与利は大粒の涙を流しながら言った。柚と梨香は与利が泣いているところを初めて見た。そして中学2年になってから初めてまともに与利と話したのだった。
与利はおじさんに見つからないように柚たちを外へ逃がしてくれた。
「ありがとう与利。」柚が笑顔で言った。「でも、与利は大丈夫?おじさんのこと。」
すると与利は「大丈夫。もう慣れたし、それにおじさんが酒を飲むようになってから一度もまともに話したことなかったんだ。今日、柚と梨香が来てくれたおかげで話をする勇気が出てきたから・・・。ありがとう。」与利が笑った。
「そんな、お礼を言われるようなことしてないよ。こっちこそ、辛い話をしてくれてありがとう。」柚が梨香に「ね?」と相槌をうつ。梨香は頷いた後、
「与利、明日絶対学校来てね。みんな待ってるから。」
「うん。ありがとう。」
そうして、柚たちは与利と別れたのだった。
「あのさ、梨香。」家へ一緒に帰っているときに柚が言った。
「なに?」
「いじめの原因って本人だけじゃないんだね。周りの環境にも影響されるんだね。」柚は立ち止まった。梨香も立ち止まる。
「そうだね。いろいろなことが重なっていじめの原因になるんだってわかった。」
「大人にも原因があるんだなぁ。私は絶対あんな大人になりたくない。」柚が真顔で言った。
「うん。そういえば、みっちゃんをひいた、『ひき逃げ』の車も大人が運転してたんだしね。」
「今は一件落着したけど、またいろいろと起こるだろうね。でも、間違ったことはしたくない。あんな大人にもなりたくない。私たちにはまだやるべきことがたくさんある。みんなが過ごしやすくなるようにね。」
「うん。」
空には真っ赤な夕日。願わくば、この夕日を見ている人たちが幸せでありますように。
明日はみっちゃんが帰ってくる。与利が学校へ来る。柚も梨香も与利もみっちゃんも、みんなやるべきことがたくさんある。みんなのために。
——そう、戦いは始まったばかり——

エピローグ
人間ってのはつくづく何を考えているのか分からない。ひとつもめ事をやっと解決したと思ったら、またもうひとつ持ってきやがる。へんな生き物だ。
でも、俺はそんな人間に可能性をかけてみたくなる。今紹介した柚や梨香のような人間が増えてくれることを願おう。そういう人間は絶対俺たちのことも考えてくれるようになる。環境を治してくれる。なにかしてくれる。そんな可能性がするんだ。
俺は人間がキライだ。でも、人間に可能性をかけることくらいはできるんだぜ。
え? 俺が誰だって?
もう忘れちまったのかよ。俺はスズメだ。
言っとくけど人間の名前じゃねぇ。スズメは鳥だぜ。
いいか、これだけは覚えとけ。もちろん俺たちスズメもそうだが、生き物は人間を見てるぞ。人間が何をしているかちゃんと見てるぞ。
いまから新時代をつくる若者たちよ。そのことを肝に銘じておけ。
さて、俺はひとっ飛びしてくるかな。じゃぁな。また会う日まで、あばよ。

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