第十回島清ジュニア文芸賞「奨励賞」散文(高校生の部4)「不思議な本の物語」

ページ番号1002704  更新日 2022年2月15日

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翠星高等学校 一年 橋浦 海優(みゆう)

一秒、二秒、三秒。時計の針はもう動き出している。「アナタ」がその両目を開いた瞬間から、その両足が地面に着いた瞬間から。「アナタ」の視界には、青くグラデーションのかかった蒼茫(そうぼう)な空、強く吹く風に身を躍らせている稲に似た葉を持つ緑色の植物。その植物は一面を埋め尽くし、土の地面を覆い隠していた。だけど「アナタ」はこの風景を知らない。なぜなら「アナタ」がここに来たことはないから。
「アナタ」はだいたい十三から十五のまだ幼さが残る男の子。服装は薄い紫色のシャツにデニムの生地の短パン、そして、民族衣装のようなマントが肩から腰にかけて垂れ下がっている。でも、「アナタ」は何故それらを身に付けているのか分からなかった。あなたはある大切な資格を手に入れたのです。だが、代わりに、自分の名前、存在、人物、家族構成、友人関係、元いた場所等の情報がぽっかりと無くなってしまった。そのせいで、自分が何者なのか分からない。そして、資格についても覚えていなかった。つまり、「アナタ」が得た物は何一つもなく、ただ失っただけなのだ。しかし、「アナタ」は、その事実に怒るわけでも、嘆くわけでもなく、ただ、その場に立ちつくしている。自分が持っている時間が流れているのにも気付かない、無知な「アナタ」。
しばらくすると、風によって運ばれてきた片雲がちらほらと見えてきた一部の空を眺めていた「アナタ」。少しずつ遠くに流されていく片雲。「アナタ」はそれを見ているのだろうか。サァーと涼しげな音をたて、キラキラと白い光を反射させながら波打つ草の地面。静寂で騒がしいこの空間が心地よいのか、それとも答えの出る筈も無い「自分」について考えているのか。まだ「アナタ」は立ち尽くしていた。0時 0分0秒から始まった「アナタ」が最初にいた場所で。
「アナタ」の記憶は、自分と、自分に関わったものが削除されている。が、人間としての基礎知識、世界観等は鮮明に詳しく頭の中に書かれている。だから「アナタ」の目で石を見れば、「石」について辞書的に詳説された言葉の文が頭に浮かぶ。だが、それは決して「アナタ」が理解できる言葉の文ではない。なぜなら、その言葉の単語の意味を知らないのだ。それは世界が一つではない証拠。「アナタ」がまだ手に持っている記憶の中の言葉と、頭に勝手に浮かぶ言葉は、真逆と言っていいほど違いすぎた。人という生物が生息する世界で言葉は当然の如く存在する。そして、その言葉は世界によってバラバラ。それぞれの世界に生きている人は違う。だから造り出した言葉も文化も違う。それでは「アナタ」はこの無数にある世界のどこから来たのだろうか。
「アナタ」は自分の謎を考えていたら、風の吹き方が変わった。簡単に表現するならば、天然の風から人工的な風になったとでも言おうか。「アナタ」の前から強引に吹いてくる風、「アナタ」はそのあまりにも強い風に体を押し倒されそうになっている。
「いったいこれはなんなのだろうか」
そう思った「アナタ」は、一瞬で乾燥しそうな両目を必死に開けて前を見た。緑色の流れる大地に目立つ少し汚れた白い羽。耳の中に響く二重に重なる二つの羽ばたく音と、刃の様な風。そして、鋭い鷲の様なかぎ爪の付いた二本の脚と、獣の様な二本の脚が見えてきた。ドスンと、少し重い物がゆっくり着地した音と共に、全てを震動させる様なかん高い声が鼓膜を突き破ろうとする。急にやってきた音に、反射的に「アナタ」の手は耳を塞ぐ。しばらくすると、また風の音しか聞こえない静寂の世界に戻った。「アナタ」は先ほどの音が気になり、薄く開いた目を完全に開き、塞いだ耳を開放する。「アナタ」の居る先には、巨大な四つ足の鳥の様な生き物が此方(こちら)を大きな目で見ていた。
「アナタ」の体に冷たい電流が走った。全身から汗が一気に溢れ出てくる感覚、水分が無くなって乾く喉。どれも感じた事が無いものばかりで内心戸惑う「アナタ」。これが「危険、逃げろ」というサインとも知らずに。本能的に「アナタ」はその生き物から離れようとして、二、三歩後退した。それに反応したのか、生き物は「アナタ」を追う様にゆっくりと四足歩行し始めた。汚れた黄色の、先が尖って、下に曲がっている嘴(くちばし)。その嘴には、べったりと赤黒く、少し艶のある液体状のものが付いていた。「アナタ」はそれを見ると顔面蒼白になり、とても怯え、体を震わす。大きく開いた黒い瞳は、捕食者と恐怖を映し出す。そして、「アナタ」は走った。生き物に背中を見せ、無我夢中に走る。長く細い草をかき分けて、踏みつけて、走っていく。頭の中には何もない。目に見えるのは真っ直ぐ通り過ぎていく世界。感じたのは、風と何もない殺意。後ろから聞こえてくる二重の羽音。それは次第に大きさを増していく。気付けばその音は「アナタ」の頭上から聞こえ、「アナタ」は影の中に入った。走って熱い体が一気に冷たくなる。上を見れば、空を覆い隠す闇の塊。黒ずんだ鋭いかぎ爪と嘴、それが「アナタ」を目掛けて落ちてくる。スローモーションになる世界。生と死を決めるためのわずかに与えられた時間。生きている者には全てこの時間がある。だが、それがいつ来たか分かるのは選択者のみ。生と死の狭間(はざま)の出来事、必ず一度は見る事になる出来事。それは一人だけで背負うもの。「アナタ」が選んだのは、「生きたい」ということ。
体を左の草の地面に転がして、早く逃げようと崩れた体勢で立ち上がろうと膝を伸ばした瞬間、二の腕から温度の無い液体が下に皮膚を伝って流れていくのが分かった。それが草の地面の上に落ちる。生き生きとしていた緑色は、直ぐに赤色に隠された。朦朧(もうろう)とした視界に映った、生理的に受け付けない赤。そして、肩から全身に向けて響く激痛。腕が炎で燃えている様な痛みを同時に感じる。血液が血管を擦りきれるくらいの勢いで全身を走り回り、体が酸素を無理に求めて呼吸が乱れる。初めての感覚で、「アナタ」は立ち上がろうにも立てない体に苛立ち、後ろから聞こえる音に絶望した。「アナタ」の右腕は、肩から肘に掛けて一直線に皮膚がパカッとめくれていた。勢いよく落ちた生き物は草の大地を踏みつぶし、起こした砂煙の中にシルエットを作っていた。「アナタ」は、とにかく身を隠そうと周りを見渡すと、先ほどまで無かった深い森があった。木が多く、あの巨大な生き物では入れない間。「アナタ」は森の中に飛び込んだ。そして、息切れを起こしても一心不乱に走り続けた。あの生き物の声が聞こえなくなるまで。
ハッと視界の中を再確認した。「アナタ」の目の前には、下が透けて見えるほど綺麗な湖が広がっていた。息をするだけで肺が痛い。足は筋肉が機能停止したかの様に力が入らず、ペタッと崩れる様に座り込んだ。血は流れ続け、痛みが引かない。苦しくて、つらくて、倒れたい体と、冷静に考える頭。矛盾した状態のせいで気持ち悪くなる。
「!」
急に襲われる喉の激しい乾き。思わず喉頸(のどくび)を両手で押さえた。気管や食道の乾燥した壁どうしが擦れ合い、激痛が走る。手を伸ばし、触れた冷たい液体。それが無性に欲しくなり、噛み付く様に湖の水に口を付けた。息をするのも忘れて水を飲み、体を満足させた。水から口を離し、息を整えると痛みが宿る腕を見た。血は赤茶色に変色し二の腕のほぼ全体が固まっている血で覆われていた。それを気持ち悪く感じ、傷口が滲みるのを我慢することにして、腕全部を水の中に入れた。傷口から冷たい水が侵入し、滲(し)みる痛みがズキン、ズキンと律動して傷口の辺りに響く。溜めた息を吐き、腕を水の中から引き抜く。痛みがまだ残っていたが、不思議な事に腕の傷口が塞がっていた。
どれくらい時間が経ったであろうか。「アナタ」は体を休めるために座り込んでいた。先ほどの前の出来事が嘘の様な静けさ、その静けさが、「アナタ」には懐かしく思えた。ふと湖を見ると、湖は消えている。目はパチパチと瞬きを繰り返し、湖があった所を見たが、湖は現れず、代わりに目の前が崖になっていた。そしてその先に見えたのは小さな町、夕日に照らされて家が橙色に染まっている。だが「アナタ」が見たのはその町の先にある山の様に大きな樹。その樹には見覚えが無い。なのに惹かれる。まるで手を差し出され、此方においでと言っている様だった。操られて様に足を踏み出し、知らない山道を降りていく。
目を開けば、また違う風景が広がる。0時 0分0秒に目を開いたあのときの様に。「アナタ」白い石で全体が造られている家に挟まれた道の真ん中に立っていた。周りには、人の様で人で無い存在が多数歩いていた。それは爪が鋭く長い者。腕に羽が生えたもの。頭に角が生えている者。その他の人も、普通の人には無い物が付いている「アナタ」はしばらくそのまま立って周りの存在の自分に無い特徴を見ていた。そして、視線を前に戻すと、自分の目の前にはツギハギだらけの人形の様な女性がこちらを見下ろしていた。「アナタ」は少し驚き、ビクッと体を震わせた。
「貴方ハ、十番目ですか。」
口だけを動かし、女性は「アナタ」に聞いてきた。声は怖いほど一定で、感情の一つも宿っていない。「アナタ」は眉を八の字にし、よく女性の言葉が分からなかった様子。
「十番目……?」
大きな瞳を何度か瞬きさせ、ぎこちなく首を傾ける。
「義務。」
そういうといきなり「アナタ」は女性に手首を掴まれ、走り出した。「アナタ」は口をポカンと開き、靴の踵(かかと)を磨り減らしながら引きずられていく。気付けば、何かの文字が並べられた看板が目立つ建物の前に居た。そして引きずられたせいで塞いだ腕の傷口が開いた。
「こんばんは」
上機嫌な声とドアが開く音が重なった。声と音が聞こえた方向へ視線をやると、その建物の両開きのドアの左側だけを開き、中の明かりに染まっている人が居るのが分かった。
「君、十番目でしょう。?」
この人もツギハギの女性と同じ事を聞いた。とりあえず、中に入ってよ、と言って建物の中に入っていった。その後に続く様に、あの女性も「アナタ」の手首を掴んだまま中に入っていった。
建物の中は暖かく、左右に足の細く小さいシックな机と二個、椅子が一組ずつ置かれている。カウンターらしき物も置かれ、喫茶店の雰囲気がある建物。「アナタ」はツギハギの女性に無理矢理椅子に座らされた。少し戸惑う「アナタ」は、とりあえず周りをキョロキョロと忙しそうに首と目を動かす。まるで天敵を気にするネズミの様。
「あれっ?なんでそんな傷あるの?君。」
そう言い、不思議な柄のフローリングをカツカツと音を鳴らしながら「アナタ」に近づく背の高い男。「アナタ」はその声と音に反応し、視界に男を入れた。男は傷のある「アナタ」の腕をじいっと見ている。
「しかもその傷……、君何処に居たのさ」眉尻を少し下げ、苦笑を浮かべる。「アナタ」は首を傾げた。なぜなら男の言っている言葉の意味が分からないから。「アナタ」のその様子を見て、キツネの様な目を見開く。そして、人指し指を立てる。
「あー、接続不良か。」
小さく呟くと、立てた人指し指で「アナタ」の額の真ん中に尖った爪先をつけて軽く押した。その時感じた違和感。ハッとして目の前の男をみた。男は上機嫌で微笑んでいる。
「まったく、神様の手違いなのかな?」
溜息をつき、腕組みをする男。
「神様?」
「アナタ」が発した最初の言葉。それを聞くと目をゆっくりと開き、「アナタ」を見た。その目は鋭い様で優しく、瞳孔が猫の様に細い。汚れのない深い海のそれは、宝石と言っていいほど美しい。
「そう、神様。君をここに連れてきたのは神様なんだよ。」
男はキツネ目に戻り、微笑んだ。
「神様はね、この世界に飽きちゃったんだよ。」
「アナタ」が喋ろうと口を動かすと、男は先に口を開く。「アナタ」は少し驚き、目を見開いた。男の喋った内容は、「アナタ」の疑問の答えだったから。
「でも、どんな世界にでも神様は一つ必要なんだよ。この世界もね。」
男は「アナタ」から離れ、カウンターの方へ歩き出し、ツギハギの女はいつの間にか「アナタ」の腕を治療し、包帯を巻き終わった所だった。
「神様はこの世界から出られない。永久にこの世界を見続けなきゃいけない。」
カウンターに置いてあった革のカバーのとても古い手帳サイズの本を手に取った。
「神様がこの世界から出る方法は一つ。神様が体を手に入れる事。」
フゥと本の上の埃を吹き飛ばした。
「そして、神様は自分に合う体を探したら……人間に辿り着いたとさ。」
男は振り向き「アナタ」を見て笑みを浮かべる。
「神様は気に入った十人の人間をこの世界に連れてきて、どれが一番優れている体なのかを決めるんだよ。」
また「アナタ」の目の前まで歩く。「アナタ」は男を見ながら表情を強張らせた。
「神様が選んだ最後の体。それが君、神になる資格を持つ者。」
「アナタ」は言葉が出なかった。喜んでいいのか、嘆けばいいのか分からない。「アナタ」には過去がないから。過去が無ければ人としての心は宿らない。だから、「神様」は人であった「アナタ」を消したのだ。ただ、自分の体になってもらう大事な人間。逃げられては困る。「アナタ」はその真実を恐れない。
男は、先ほど手に取った古い本を「アナタ」に差し出した。
「その本はこの世界について書かれてある。別に読まなくてもいいよ。」
差し出された本に指先だけ触れ、受け取らず手を引っ込めた。
「僕は神様になるの?」
男の顔を瞳に映しながら問うた。男は他人事の様にすぐ返答した。
「神様に選ばれたらね。」
そう聞くと表情を変えず俯いた。しばらくして頭を上げると、男に向かってこう言った。
「貴方の名前はなんですか?」
「……へ?」
思わず気の抜けた声を発し、眉を上げる。男は少し戸惑いを見せ、苦笑を浮かべた。
「僕はフレースヴェルグ。本当は、君の名前が分からないと教えちゃダメなんだけど。守っている奴なんかいなさそうだし」
男は溜息をつくと、直立不動状態のツギハギ女を横目で見た。
「一応、モルカも名前言っときなよ。」
「はイ、マすたー」
猫なで声の入った言葉に即答するツギハギの女。女は、一定の速度で「アナタ」に近づき一礼する。
「初メましテ十番目、モるか・らンダと申シマす。」
ぎこちなく丁寧に喋るモルカと名乗る女。「アナタ」は不思議そうな顔をすると、一瞬だけ悲しい表情を浮かべて二人を見た。
「……名前は何処(どこ)にあるんですか?」
「君って変わった事聞くんだね。」
フレースヴェルグはクスクスと笑った。
「君の名前の入った記憶は、神様が持って行ったんだよ。その代わりに仮面をあげたんだ。違う世界の知識を入れた仮面をね」
微笑み、「アナタ」の額を、立てた人指し指の爪先でつつく。するとコツンと硬い骨同士を当てた音が額を通じて脳内に響く。「アナタ」は恐る恐る手を伸ばし、顔に指先の腹だけを触れさせた。
「……え」
思わず声が漏れた。小指に感じる自分の生温かい体温と柔らかい皮膚の感触、だが残り四本の指には冷たさと沈まない硬い物に触れている。指をずらし、目のある位置に移動させれば、この目に自分の指が触れているのにもかかわらず、痛みを感じない。ただ視界に指が乗っかっている様な不思議な感覚。
「その仮面は神様が作った物。言うまで気付かないのは普通だよ。」
「アナタ」は手を力なく降ろした。
「……どうしていいか分からないって顔してるね」
「アナタ」はハッと顔を上げた。目の前に居たのは、先ほどの人間の男ではなかった。黒のストレートは横に広がり、薄い水色の髪になっている。驚く程、白い肌、長く先の尖った耳。一目で自分とは違う、外にいた者と同じ類。
「人間って、独りは苦手だって聞いたからさ、真似してみたんだけど……。見ての通り、僕は人間じゃないよ。
ちなみにモルカも「ねっ」と指を指している。
「さてと、時間無いから手っ取り早く説明するね。」
「アナタ」の混乱を余所に窓から真っ暗な外を横目で一瞬目をそらし見る。
「とりあえず、今日から君、ここに住んで。ここ宿屋だし、以上。」
早口で間をあけず言い切ると、「アナタ」に背中を向けて歩き出した。
「モルカ、部屋まで案内!」
「え、あのまだ……!」
「了解しマシた。まスター。」
モルカは無理矢理「アナタ」の腕を強引に掴んで、また引きずる。「アナタ」はまだ聞きたい事があるのか、抵抗するが呆気なく引きずられた。
「……フゥ」
ガチャンとドアが開く音がすると溜息をつき、カウンターの上にあるボロボロの布巾を手に取った。
「マスたー、任務完了」
「そっ、ちゃんとベッドに寝かせた?」
「ハい、只今時計を巻き戻しテイまス」
手に取った布巾で机を拭き始めた。
「当たりなのか、はずれなのやら……」
そう呟くと、モルカは首を傾げた。
「何故、十番目ニも言ワなかッタのでスか?」
拭く手が止まり、目線を机に向けたまま口を開いた。
「……言ったら、僕の目の前であの子はどうなるんだろうね」
「……?」
「どの世界も残酷なんだよ。禁忌の無い、この世界だって。」
フレースヴェルグは、持っていた布巾を落とした。モルカはただ立ち尽くしそれを見るだけ。
「神様は、何処に逃げる気だろうね?……十人の体を使ってさ」
二つの月は夜の天上で、青と白に光る。闇の中で淡く光る大樹、三つ目の明かりをともすのはどちら。
不思議な本は勝手に開いた。パラパラとページをめくって、椅子に腰掛けて読みましょう。語り手は「私」。聞くのは「瞳」。不思議なフシギな物語、筆はまだ止まらない。「十人」と「神様」のお話、不思議な本は、今、語られる。

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