暁烏敏賞 昭和63年第2部門梗概「青少年健全育成活動の在り方」

ページ番号1002658  更新日 2022年2月15日

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写真:暁烏敏像

第4回暁烏敏賞入選論文梗概

第2部門:【青少年の健全育成に関する論文または実践記録・提言】

  • 論文題名 「青少年健全育成活動の在り方」
  • 氏名 山崎 健治
  • 年齢 59歳
  • 住所 長野県東筑摩郡在住
  • 職業 児童福祉専門員

論文概要

青少年の健全育成対策には抜本的なものがないままに経緯しているように思われる。確かに、高度経済成長に伴う社会構造の変化は著しく、児童を取り巻く環境も大きく変容し、旧来の価値観のうえに立てば家庭の養育機能は低下し、社会倫理も荒廃し、児童が健全に成育でき得ない社会環境になっていることは事実であろう。

しかし、このような考え方のなかには、前時代(高度経済成長による社会変容以前)の価値観と、育成環境が絶対的なもので、この規範からずれることが問題であるという、固定観念が潜在していることは否定できない。したがって、このような立場からは、前時代に帰ることにしか問題解決の道はないということになる。

前時代感覚から叫ばれている問題児童の発生論も、家庭教育批判論も確かに真理ではあるが、変容する社会構造と価値観の流れのなかでは理論だおれとなり、具体的実践的な考え方としては溶け込みにくいものがある。本稿では観点を変えて、児童の人間性が形成されていくプロセスをたどりながら、健全育成の要因を明らかにし、変容する家庭機能と、これを補完すべき社会機能との在り方について提起していきたい。

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