暁烏敏賞 平成6年第2部門梗概「学校と地域との"共育"による青少年の健全育成」

ページ番号1002627  更新日 2022年2月15日

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写真:暁烏敏像

第10回暁烏敏賞梗概

第2部門:【青少年の健全育成に関する論文または実践記録・提言】

  • 論文題名 「学校と地域との"共育"による青少年の健全育成」
  • 氏名 小林 公司
  • 年齢 53歳
  • 住所 東京都町田市在住
  • 職業 中学校教諭

論文概要

暁烏敏賞募集の趣旨に「…21世紀に向けて…未来への有為な人材の輩出」を願って、この賞を設置したとある。未来社会を生きぬくには、特に思いやりの心、たくましい生命力、豊かな創造力を持つことが必要である。

イタリア3年間の異文化体験を通し、もうけ本位でなく、ゆとりを持って生きる大人社会が健全な青少年を育んでいることを説いた。また、個性の輝きと集団でも輝く日欧型の子どもを育てる理想を持った。

帰国し、日本の状況を見ると社会のモラルは低下し、学校には校内暴力の嵐が吹きあれ、家庭は崩壊していた。酒・たばこを売る自動販売機に象徴されるように、大人社会の無責任なもうけ本位のつけが、非行、暴力少年を量産したのである。学校は荒れ、私自身、対教師暴力の被害者になった。

そこで、地域の豊かな人材の活用を提唱し、教育荒廃に立ち向かった。学校の門戸を地域に開き、父母や地域の人材を講師として迎え授業をした。この学校と地域との″共育″事業は4年間で100余名の講師の授業となった。実践によって教育荒廃は克服され、学校の活性化が図られた。私自身、講師との話し合いにより変革した。新しい3つの眼で生徒を見れるようになり、地域教育力を活用して手づくりキャンプや毎月のお話の実践をした。

全国の学校で、地域教育力の活用がはかられることを願い、人材を登録する「郷土人材銀行の設立」を提唱する。

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