暁烏敏賞 平成13年第2部門梗概「中学校「心の教室相談員」のあり方について『きっかけ探しの部屋』づくりの実践事例と考察」

ページ番号1002581  更新日 2022年2月15日

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写真:暁烏敏像

17回暁烏敏賞入選論文梗概

第2部門:【青少年の健全育成に関する論文または実践記録・提言】

  • 論文題名 「中学校「心の教室相談員」のあり方について」 「きっかけ探しの部屋」づくりの実践事例と考察
  • 氏名 高田 咲子
  • 住所 石川県松任市在住
  • 職業 教育相談員

論文概要

筆者は、かつて中学校の教師として、生徒のカウンセラー的立場に立つことを望み、その難しさと壁を感じた。その後、通信制の高校で様々な生徒たちと接し、教師として、カウンセリングマインドを持って相談活動にあたろうと試行錯誤した。

そこで実感したことは、
(1) 教育が持つ「規制」を強要されず、ゆったりと心のエネルギーを蓄えられ、また、どんな感情をも自由に表現してもよいという、開放的な場が、学校において必要とされていること。
(2) 解放的な場の中で、自分自身に気づき、自己本来の滞在力が沸き起こってくるための、きっかけ作りが大切であることであった。

これらの経験によって、筆者が中学校の心の教室相談員となった際に考えたのは、相談室を「子どもが自己の感情を明確にし、現在の自分の内的世界をより明らかにすることにより、本来持っている、自然な回復力を刺激することのできるための、きっかけ作りができる場」「相談員が、子どもの感情世界を受け止め、共感的に応じながら、きっかけ探しの手助けができる場」としての『きっかけ探しの部屋』にしたいということであり、それを目指して今日まで活動を進めてきた。

この「きっかけ探しの部屋」という、自由であり、かつ保護されている場所で、生徒が無意識に求めているきっかけにより、いま抱えている問題の輪郭を語ることができるのである。

相談員は、そこで生徒の感情世界を敏感に受けとめ、それに波長を合わせ、必要に応じて、その感情を明確な形で示してあげながら、生徒自身の持つ潜在力が、それにより活性化してゆけるよう努めてゆきたいと考えている。

本論文では、これらの活動を事例として紹介するとともに心の教室相談員(及び相談室)のあり方について考察を加えるものである。

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