暁烏敏賞 平成15年第2部門梗概「野坂中学校区「おやじの会」の活動を通じて観じること」

ページ番号1002570  更新日 2022年2月15日

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写真:暁烏敏像

第19回暁烏敏賞入選論文梗概

第2部門:【青少年の健全育成に関する論文または実践記録・提言】

写真:覚華鏡

  • 論文題名 野坂中学校区「おやじの会」の活動を通じて観じること
  • 氏名 野村 洋一
  • 住所 広島県
  • 職業 自営業

論文概要

私が青少年の健全育成に関わったきっかけとなった、暴力事件での学校・加害生徒の保護者の対応を紹介。私の病気体験から感じた生きることの大切さと、暴走族少年の死を通じて観じたことを、少年の暴走族入会から脱会を決意し、直後に死に至った経緯を紹介しながら述べています。また、葬儀場での様子を思い浮かべながら「子ども達を守らなければ」との思いと、無力感を感じたこと等を紹介しています。

平成11年にPTA会長を受けた時の学校の荒れた様子や、立て直す為の取り組みを紹介。PTAで大人への取り組みとして「重点3項目」を決め、この取り組みの中で保護者からの学校に対する抗議の殆どが家庭の問題であることが解りました。また、暴走族の生徒が自殺未遂を起こした時の警察や学校と私達との連携を紹介しています。

平成12年に起きた暴力事件を契機に生徒への取り組み「重点3項目」を決め問題に取り組みました。先生やPTA役員の頑張る姿は見えても、父親の姿が見えません。

学校・PTA・地域の皆さんと相談し野坂中学校区「おやじの会」が結成されました。活動例を紹介しながら、大人への不信感を持った少女の事例を紹介しています。

子ども達の受け皿作りに、市民ボランティアの廿日市市青少年夢プラン実行委員会との連携や活動事例を紹介。このような事例を踏まえて私なりに観じたことを、学校とPTAの関係、地域と子どもの関係、親子関係、大人全体の責任に分けて述べています。

現在、子どもは大人達の被害者となっています。自由とエゴの錯覚等に見える価値基準を人間性に置くべきで、全ての大人が人間性を取り戻す必要性を観じます。そして自身にできることを見つけて、積極的に関わっていただけたらと思います。「大人が変われば子どもが変わる」この言葉を信じて、皆さんと、ともに頑張って行きたいと観じます。

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