暁烏敏賞 平成20年第2部門梗概「言葉で心と心をつなぐ子をめざして 俳句・短歌を取り入れた授業の創造」

ページ番号1002545  更新日 2022年2月15日

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第24回暁烏敏賞入選論文

第2部門:【次代を担う子どもの育成に関する論文または実践記録】

写真:覚華鏡

  • 論文題名 言葉で心と心をつなぐ子をめざして 俳句・短歌を取り入れた授業の創造
  • 氏名 三野 陽子
  • 住所 石川県金沢市在住
  • 職業 小学校教諭

論文概要

言葉で傷つけあう現代社会の子どもたち。しかし、言葉だからこそ深く感動できる場合もある。

日本古来の伝統文化である俳句や短歌がその一つだ。俳句は、たった十七音しかない。ぴったりの表現を探すため、言葉に敏感になり、様々な表現方法にも気づく。また、身の回りの自然をじっくり見つめるため、優しい心や感性が育つ。短歌は、さらに歴史が古く、人と人のつながりや情景を詠んだ優れた歌が多い。一層ダイナミックに表現を工夫できる。

俳句・短歌の授業を学校生活に展開し、日常的に句作を取り入れることが子どもたちの言葉の力を高める上で効果的だと考えた。そして、言葉の働きに気づき、言葉でよりよい人間関係を創ることができる子どもたちを育てたいという強い願いを持ち、毎年「俳句・短歌を取り入れた言葉の授業」を模索し、実践を重ねてきた。

俳句づくりは、年間を通じて行い、全員のつくった句は学級通信に載せて広める。友達の俳句を読むことも学びである。よい表現は取り出して紹介しほめていくと言葉の選び方や配置に工夫が見られるようになった。また、子どもたちにプロの俳人と出会い指導を仰ぐ「俳句教室」を企画した。選句の授業は、子どもたちが言葉を磨く優れた機会となった。作品は、校内に掲示し、積極的に新聞の俳壇やコンクールに応募した。

六年生では、短歌も授業で扱う。俳句の基礎を知り、句作に取り組んできた子どもたちに、友達と協同で連詩や連歌を作る活動を体験させた。人の読んだ句に合う下の句を創るという条件のもとで、グループで相談しながら一つの句を完成させることを体験させた。「言葉には、人と人とを結びつける力がある」のか検証すると言う大きなめあてをもたせて取り組み、共に学ぶことの楽しさやよさを味わうことができた。

一年間の学びを経て子どもたちに、絆が生まれる。言葉は、口から出る心である。言葉を磨くことによって豊かな人間性を育み、人の心と心をつなぐことができる。言葉で感じ、言葉で表現して人間関係をつくるような子どもたちの育成に俳句や短歌は有効である。

過去の作品

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