美川小(感性のびのび 心があたたまる話集)

ページ番号1002151  更新日 2022年2月8日

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第一話 新校舎が生み出す教育力!

美川小学校は、平成二十一年十一月に新校舎が完成し、平成二十二年九月にはグランドも完備され、竣工式も行われました。赤煉瓦に囲まれ木のぬくもりいっぱいの新校舎で、児童たちは、勉強に運動にと充実した毎日を送っています。
引っ越す前は、強い浜風のため、窓もさびて開かず、夏は蒸し風呂のように暑く、冬は寒さに身体を震わせていた児童たちのことを思うと新校舎での快適な生活はまるで夢のようです。
しかし、この夢のような新校舎に引っ越す前、私たち教師には心配なことが山のようにありました。広々とした廊下を走り回らないだろうか・・・。新校舎の使用ルールを守ることができるだろうか・・等々。
私たちの心配をよそに、新校舎に移ってから児童に変化が見られました。
旧校舎では、狭い廊下を走り回り、階段を駆け下りていた児童たちだったのですが、廊下は歩くようになりました。友達と話しながら廊下を歩いて移動する姿を見ると、心がほのぼのとします。また、使用ルールもしっかり身につきました。中でも児童玄関は我が校の自慢です。上に内履き、下に外履き、傘は留めて傘掛けに、ジャンパーも掛けて学校に入ります。このルールは早い時期に徹底できました。
新校舎に移ってもうすぐ一年となります。最近、美川の児童は落ち着いてきたと言われるようになりました。それは、各教師の指導のお陰ですが、この新校舎が生み出す教育力もかなり大きな影響を子ども達に与えているのではないでしょうか。新校舎に感謝!

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第二話 ねんりんピック石川から広がった心の輪

十月下旬のある日、学校に一通の封書が届きました。差出人は富士市の女性。誰も聞いたことのない名前でした。中には一通の葉書が。宛名には美川小学校六年生の児童の名前が書かれていました。
「応援メッセージありがとうございました。あなたの言っていたとおり試合後おいしいお魚をお腹いっぱい食べました。きっとあなたもお腹いっぱいおいしいものを食べて、いつも幸せをお腹いっぱい感じて過ごしているのでしょうね。・・・」から始まった葉書は、メッセージを書いた本校児童への感謝の葉書でした。どなたに手渡されるか分からず書いたメッセージでしたが、もらった方がとても喜んで下さったことが分かり、クラス全員が温かい気持ちになりました。
そして児童は早速、返事を書き、校長も感謝の手紙を書きました。
その十日後、今度は児童と校長に返事が届きました。
そこには、最初は学校の住所も分からなかったため、白山市宛に出した葉書が本人にまで届いた喜びや、ねんりんピックに参加した感動や感謝の気持ちが校長を通して美川小全員に伝わったことの嬉しさが書かれていました。
ねんりんピック石川の一通のメッセージが富士山の麓、富士市と手取川の河口、美川を結び、温かい心の輪が広がりました。手紙の文末は、こう結んでありました。「一枚の葉書がわたしにとってこんなに大きな宝になるなんてとてもとても幸せを感じています。」ねんりんピックを通して生まれた心のつながりは、またひとつ美川の自慢になりました。

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