白嶺中(感性のびのび 心があたたまる話集)

ページ番号1002131  更新日 2022年2月8日

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第一話 家族がそろう幸せ

ある夏の日の夜、僕はいつも通り家族が帰ってくるのを待っていました。普通は、最初に父が帰ってきて、次に兄、母という順に帰ってくるのですが、その夜は父、母の順に帰ってきました。兄は大学のサークルがあったので、帰ってくるのが遅い日だったのです。家族で兄の帰りを待っていたら、母親の携帯電話に「もうすぐ帰る」というメールが入りました。早く帰ってきて欲しいという気持ちで待っていましたが、なかなか帰ってきません。それで僕は二階に上がりました。しばらくして、一階で父母が何か話しているようなので、気になって一階に降りて話をきいてみました。
「兄ちゃんががけから落ちてしまってんて」と言いました。聞いた瞬間、目の前が真っ暗になりとても不安な気持ちに襲われました。「兄ちゃんがこんなんで死んでしまったら嫌だ」と思いました。いろいろなことを考えてしまい、とても心配になりました。
すると、しばらくしてから兄が家に帰ってきました。家族中がホッとしました。僕も本当に安心しました。話を聞いたら、「車庫に自動車を入れようとしたら、Rを入れたつもりがDが入ってしまい、前に進んでしまい落ちてしまった」と言いました。僕は、どこもけがはなかったし、命にも問題はなかったので本当によかったと思いました。自動車が前の方だけ壊れてしまっただけでした。僕は、自動車については、いつも家族にどこでも連れっていってもらっているので役立っていますし、家族に感謝しています。しかし、僕は自動車の免許を取っても事故だけは起こさないよう気をつけようと思いました。
そして、僕は、兄が今後気をつけて無事に毎日帰ってくることを願っています。また、兄だけでなく父、母、姉、じいちゃん、ばあちゃん 家族みんなが毎日事故なく帰り、皆がそろうことをいつも祈っています。

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第二話 あいさつは心の鏡

私は、毎朝元気よく挨拶することにしています。これは、小学生の時からの習慣です。
私が小学生のある朝、家で弟とケンカして不機嫌な気持ちで登校することがありました。学校にいる間に機嫌も直り、普通に家に帰りました。翌日、いつも通り登校すると、道の途中でよく会うおばさんに「昨日はどうしたん」と聞かれました。おばさんは、いつも元気に挨拶するのに、昨日は何か元気がないように見えたと言いました。私は、内心の気持ちを表に出さず普通にしていたつもりだったので、すごく驚きました。と同時に、気づいてもらえたことが、何だかとてもうれしく感じました。
相手の心の変化に気づくことは、相手への思いやりがあってのことで、とてもよいことだと思いました。自分もそうありたいと思いました。また、自分の勝手で近所の人たちに心配をかけるのは良くないと思いました。これからは、毎朝元気に挨拶したいと思います。挨拶すると自分も相手もどちらもよい気持ちになります。

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第三話 毎朝 ありがとうございます

毎日、朝バス停に行くと黄緑色のジャンパーを着たおじさんがいます。同じ地域に住むおじさんです。そのおじさんは、今年のグッドマナーキャンペーンの取り組みが始まった頃から、毎朝バス停に着て、私たちにあいさつしてくれます。
ある日、学校が代休だった次の日にバス停に行くと、おじさんは「昨日は学校は休みやったんか」と私に聞いてきました。私は、その時、私たちが休んでいるとき、おじさんはバス停に来て、いつもみたいに私たちが来るのを待っていたことを知りました。
誰かに言われたからではなく、自分からバス停に来て、私たちがバスに乗るまで見送ってくれるおじさんに、私はとても感謝しています。これからも、その感謝の気持ちを忘れずに、毎朝、おじさんに挨拶をしていこうと思います。

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