蝶屋小(感性のびのび 心があたたまる話集)

ページ番号1002149  更新日 2022年2月8日

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第一話 集団登校

白山市蝶屋小学校では、毎月一日と十五日に集団登校が行われています。子どもたちは、違う学年の児童が集まって、一緒に登校することをどう感じているのでしょうか。
「僕のところは六人や。班に友達がいないから楽しくない。」
「地区全部やと四十六人や。違う学年の子と仲良くなれるし、低学年の子には慕われるようになるよ。楽しいよ。」
「わたしの班は人が多すぎて、二班に分かれたよ。班の先頭を歩かんなんから、あんまり楽しめんわ。」
「きっと、みんなが安全なのと、下級生と上級生とのつながりができるから、これまで続いてきたんやろうね。」

集団登校は、約五十年間続いています。

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第二話 「希望」束ねた指導力

二〇一〇年八月五日。チリ北部のサンホセ鉱山落盤事故がおこりました。地下約七〇〇メートルに閉じこめられた三十三人が、六十九日ぶりに救出されました。
救出カプセルを使い、二十二時間三十四分で全員が生還しました。
リーダー役のルイス・ウルスアさんは、自分たちが閉じこめられた事実を冷静に判断し、「四十八時間おきにスプーン二杯のツナ、ミルク一杯。これを守ろう。」とみんなに話しました。全員の無事が初めて確認されたのは事故発生から十七日後でした。「助けが必ず来る。絶対に希望を失うな。」
いつしか、ウルスアさんのもとに全員が団結しました。時にはパニックになり、けんかもした仲間達がまとまっていきました。そして、奇跡は起きました。

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