はじめに(感性のびのび 心があたたまる話集)
はじめに(発刊にあたって)
昨年5月の教頭会の席上、喜田教育長よりご挨拶の中で、新聞投稿にあった山麓地区のバス運転手と児童とのあたたかい関係を紹介し、市内には、新聞投稿のように、心があたたかくなるようなことがたくさんあるのではないだろうかというお話を頂きました。
このお話を受け、教頭会では、心があたたかくなるような話題を発掘し、小冊子にまとめようということになりました。この小冊子の話に市内の児童生徒がふれることで、自らの内に情操豊かで他者を思いやる心を育むことにつながってほしいと願っています。
これからの社会を生きる子どもたちは、自ら課題を発見し解決する力、コミュニケーション能力、物事を多様な観点から考察する力、様々な情報を取捨選択する力などが求められると考えられます。このような社会の構造的な変化の中、次代を担う子どもたちの「生きる力」をはぐくむことは、より重要となっています。
本市においても、教育施策の重点に「情操豊かで互いに思いやる心の育成」が掲げられ、各小中学校においては、1.道徳教育の推進、2.道徳の時間の内容充実、3.道徳教育研修講座の充実など道徳教育の実践研究が進められています。
この小冊子を市内小中学校に教材として配付することが、児童生徒の心の育成に資することができるものと考え、作成にあたっては、学校内における話は、児童生徒や教職員を中心に、校外については保護者、PTA(育友会)、子ども会、公民館など地域にも情報の提供をお願いして心があたたまる話の収集をいたしました。
このようにして、できあがったのが本冊子です。本冊子が、市内小中学校の道徳教育の教材として活用され、子どもたちの豊かな人間性の形成に寄与することを願っています。
最後になりましたが、本書の発刊にあたり、このような機会を私たちに与えていただきました白山市教育委員会教育長 喜田 紘雄 様をはじめ、話題提供にご協力いただいた地域の皆様、編集・発刊にご協力いただいた白山市教育委員会事務局学校教育課の皆様に感謝申し上げます。
平成23年2月吉日
白山市小中学校教頭会会長 米田清士
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