舟岡山城跡(ふなおかやまじょうあと)

ページ番号1002427  更新日 2025年12月8日

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写真:舟岡山城跡石垣

舟岡山城は、白山市八幡町地内、旧鶴来エリアに築城された山城。舟岡山は、白山信仰の総本宮である白山比咩神社の初鎮の地としても知られています。
「舟岡山城」の呼び名は、「舟岡山城」、「白山城」、「八幡城」「剣城」などと複数あり、文献史料によると、一向一揆勢力と織田方の争いの舞台となった城の一つで、最終的には織田方の手に落ち、前田利家が金沢城へ入城した際に前田家の重臣である高畠定吉が入城したとされています。
発掘調査は、舟岡山城の北側にある遺構の範囲確認のために実施され、17世紀中葉ごろの道跡など人工的な造成を伴う遺構が確認されました。また、舟岡山城跡の特徴でもある石垣についての調査では、南端部の曲輪について岩盤地形をうまく利用した野面積みであり、石材は近隣で産出する凝灰岩が使用されていると判明しました。
 現存する遺構は、一向一揆勢力が築城したものではなく、高畠定吉によって改修されたものである。高畠氏の入城以降、舟岡山城は高畠氏の居城となり戦乱に巻き込まれることはなかった。したがって、織豊系城郭の特徴を持つ石垣や曲輪配置などの遺構が良好な状態で遺存しています。

船岡山城跡石垣

舟岡山城遺構概念図

所在地
白山市八幡町

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