御用留

ページ番号1010157  更新日 2023年4月28日

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白山市指定有形文化財 古文書
御用留(ごようどめ)

〔所在地〕白山市白山市美川南町ヌ138番地1 石川ルーツ交流館
〔所有者〕白山市
〔員数〕51冊
〔材質・形状〕檀紙、続紙、包封
〔寸法〕縦37.5cm、横85.5cm
〔年代〕江戸時代から明治時代初期
〔指定日〕昭和57年10月1日

御用留の写真

白山市美川地区は明治2年まで本吉(もとよし)と呼ばれており、手取川河口右岸にあったことから、古くから海運業が盛んでした。慶安元年(1648)に年貢米を収める蔵が建設され、明暦2年(1656)からは大坂販売用年貢米の積み出しが始まると、加賀藩では湊裁許(みなとさいきょ)と呼ばれる町奉行を設置し、本吉湊の管理強化を図りました。御用留とは、この奉行所に保管されていたもので、加賀藩から本吉湊に通達されたお触れ書きや廻状、逆に本吉湊から藩に提出した願い書などを書留めた記録簿です。また、手取川を挟んで本吉の対岸にあり、やはり海運業を生業としていた湊村の裁許も兼ねていたため、湊村に関する記録も含まれています。1年分が1冊ないし複数の簿冊にまとめられおり、記載内容は多岐にわたっています。
藩政時代の美川地区、湊地区の海運だけでなく町勢・産業・漁業や農政をはじめとする産業構造・年中行事や風俗慣習を知る上で貴重な史料であるといえます。

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