鶴来村打ちこわし関係文書

ページ番号1009482  更新日 2023年1月27日

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白山市指定有形文化財 古文書
鶴来村打ちこわし関係文書(つるぎむらうちこわしかんけいもんじょ)

〔所在地〕白山市内
〔所有者〕個人
〔員数〕一括
〔年代〕江戸時代末期
〔指定日〕昭和43年5月1日

鶴来村打ちこわし関係文書の写真
鶴来村打ちこわし関係文書

安政5年(1858)は金沢城下で起こった「泣き一揆」をはじめ、加賀・越中・能登の主要な町場で次々と騒擾や打ちこわしが発生した年でした。この年はまず2月に飛越地震が発生し、6月からの長雨による作柄不良予想、加賀藩の銀札(預かり手形)乱発、コレラ流行などの世情不安に加え、7月1日の米切手売り払い解禁日に米相場が高騰したことが大きな原因でした。鶴来村(現白山市鶴来地区)においても、7月15日に打ちこわしが起こりました。生活に困窮した鶴来村の住民や山麓の住民たち数百人が、米の買い占めを行っている米商人の居宅数軒を襲ったものです。藩では十村(大庄屋)に命じて首謀者たちを逮捕するとともに、米買い占めの取り締まりを実施し、米価の下落に努めました。本文化財は、この打ちこわしを呼びかけた人々の逮捕や処分に関する文書群です。

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