菅馬

ページ番号1002362  更新日 2022年2月15日

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写真:菅馬

白山市指定無形民俗文化財(風俗慣習)
菅馬(すげうま)

〔所在地〕白山市瀬波区
〔指定日〕昭和63年4月7日


写真:スゲ馬まつり

菅馬(スゲ馬)は、瀬波区で古くから旧歴の端午の節句に行われてきた行事です。
山に自生したスゲ草とウンナ(ウリハダカエデ)の木の内皮を材料にして、高さ30~50センチ程度の小さな馬を作り、木で作った台車に固定します。
5、6歳の男の子は、この菅馬の背中に、ちまきを振り分けに乗せて引っ張り、母親の実家を訪ねて成長を報告し、祖父母や親戚の人々に祝ってもらいます。
その発祥はいつからなのかは不明ですが、馬の材料に「わら」ではなく瀬波周辺に多く生息する「スゲ草」を使用する事と、母方の実家へ持っていくという点が全国的にも珍しく、白山山麓独特の習俗といえます。
菅馬は、通婚圏の広域化や少子化によっていったん途絶えていましたが、昭和63年の指定を機に「スゲ馬まつり」と銘打って区民全体の行事として復活し、子供が曳く菅馬とともに、巨大な菅馬も作られるようになり、6月の第1日曜日に開催されるようになりました。

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