三ツ屋野の獅子舞
白山市指定無形民俗文化財(民俗芸能)
三ツ屋野の獅子舞(みつやののししまい)
〔所在地〕白山市三ツ屋野町
〔指定日〕昭和45年8月31日
三ツ屋野の獅子舞は、集落の鎮守である八幡社の秋祭りにあわせて9月中旬の日曜日に開催される民俗芸能です。
天保3年(1832)作で文久3年(1863)に藩主から拝領したといわれる通称「殿様拝領獅子」をはじめ、明治から平成までに作られた5個の獅子頭を所有しています。
獅子は、大きな獅子頭、巨大な蚊帳と呼ばれる胴体、赤い苧麻を竿に垂らした尻尾で構成されており、頭を持つ者はカシラモチと呼ばれ、むしろの上で前後左右に激しく動きます。
獅子に立ち向かう演舞者を棒振りと呼び、棒か薙刀を得物とします。一人で行う「一人棒」の演舞や、二人で演舞する「合わせ薙刀」、数人で行う演舞など11種類あり、いずれも他地域の獅子殺しと比較して動作が速く、跳躍などをふんだんに行い、激しく動き回るのが特徴です。
お囃子を担当する人々は「役者」といって、笛二人、締太鼓一人、鉦一人の計四人で構成され、「ノーエ節」の道中囃子や「ヤツバエ」「ドンビキ」などの舞囃子を立奏します。
また、三ツ屋野町では「ニワカ」が出ることで有名です。若い衆が赤い面を付け、ぼろをまとった異様なすがたで「ニワカ」に扮し、周囲の人々にいたずらをしかけます。
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