おおつえくずし

ページ番号1002353  更新日 2022年2月15日

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写真:おおつえくずし1

白山市指定無形民俗文化財(民俗芸能)
おおつえくずし(おおつくえくずし)

〔所在地〕白山市桑島
〔指定日〕昭和39年2月21日

平治の乱で敗れた源氏の残党の大畠氏が、桑島の地に逃れつき、住み着いた中で、その妻や女たちが機織に精通し、桑島集落に婦女にそれを伝えた亜麻布紬織りの起源となり、その機織糸紬のおりに歌っていた「おおつむぎぶし」と言われたものが「大津絵節」に似たところから、何時のころよりか「おおつえくずし」と呼ばれるようになったといわれます。
昭和の初期頃までは、作業歌として各家から機織りの音とともにこの歌声が聞かれたといいます。現在では座敷歌として、結婚披露、家屋新築、法要などの祝賀の宴席で歌われることが一般的です。
曲はリズミカルで歌いやすく、歌詞には江戸時代天領であった頃の18ヶ村の名物(現存する歌詞は13ヶ村分)を歌いこんだものがあり、民俗学的にも大変貴重です。
踊りは、白衣に白鉢巻、白たすき、はかまを着用し、剣を帯びて、2人~8人が組になって優雅に舞います。三味線に締太鼓が伴奏に使用されます。
現在、桑島民謡保存会が中心となり、保護に務めています。

写真:おおつえくずし2

【歌詞】
十八ヶの名所名物 白山の山の大権現様 風嵐の泰澄大師の御作仏 牛首蚕飼に大蚕飼 島の名高い晒し布 下田原鍬がら棒に 鴇ヶ谷粟餅 深瀬の桧笠 釜谷ぼうけ ドッコイ 五味島ごんぼに 女原輪竹 瀬戸の銀杏の木 荒谷はばき尾添一里野に 二口や炭を焼いて暖かな

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