横江の虫送り

ページ番号1002355  更新日 2022年2月15日

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写真:虫送り行列

白山市指定無形民俗文化財(民俗芸能)
横江の虫送り(よこえのむしおくり)

〔所在地〕白山市横江町
〔指定日〕昭和39年11月1日

「虫送り」とは、農作物に害をなす虫たちを、村境や川・海・山などにまで送り出し、その年の豊作を祈願するという農耕行事で、古くから全国各地で行われてきました。白山市域でも、農薬が普及するまでは、山ろくから平野部まで広く行われていましたが、現在では、この行事を絶やす事無く継承している集落はごくわずかとなってしまいました。
横江の虫送り発祥については、江戸時代に加州御郡奉行に願いでた記録などが残っている程度で、いつごろから発生したものか不明です。

写真:火縄アーチ

行事を行う日は、以前は毎年7月21日の夜と決められていましたが、現在では7月の海の日の前日の日曜日に開催されています。当日は夕方から宇佐八幡神社を出発し、桶胴太鼓を先頭に行列の人々が手に松明をともして従い、主だった若者たちの誘導で野良道を行進します。他集落の若衆太鼓の参加もあり、田圃を広く回って火縄アーチ(幅3.74メートル、高さ3.5メートル)に近づき山形の両端から点火し、中央の「虫送り」の字をくっきりと燃え上がらせます。その下をかいくぐって太鼓は神社境内に向かって走りだし、松明は大かがり火に点火されます。松明の火の粉を浴びながら、狂ったようにうちならす太鼓の競演は、夏の夜の火祭りにふさわしい光景を描き出します。また、余興として太鼓が終了すると、境内で子ども相撲が開催されるのも横江町の特色です。
農村部に残る虫送り行事の中でも、伝承の古さと規模の大きさに特筆すべきものがあるといえます。

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