梅澤 捨次郎(うめざわ すてじろう)
梅澤捨次郎は1890年、白山市鶴来地区の秋田家の三男として生まれました。18歳の頃、金沢市の広坂通りの梅澤家の養子となり梅澤姓になります。1907に測量士として石川県に就職します。翌年離職し、建築を学ぶため東京の私立工手学校(現工学院大学)に入学しました。同時に陸軍の陸地測量部地形科に職員として在籍し、1911年2月に学校を卒業しました。その後台湾へ渡り、台湾総督府の技師になりました。以後、台湾で多くの建築・設計に携わる事になります。台湾総督府では、営繕課に配属され、台北高等商業学校(現国立台湾大学)の建設工事に携わりました。1930年2月より台南州の地方技師に赴任します。この後、台南警察庁舎(現台南市美術館)、末広商店兼住宅(現ハヤシ百貨店)の建設・設計に携わりました。梅澤が設計した建築物は、この頃流行していたアール・デコ様式を取り入れた建築物です。彼が携わった建築物は現在も台湾に多く残され、現在も美術館・学校等の建物として使われております。
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