小堀 定信(こぼり ていしん)
小堀定信は明治時代、今の白山市月橋町に生まれました。運送業をしながら、金沢と名古屋を結ぶ鉄道(金名(きんめい))線の建設に着手しました。大正15年2月に加賀広瀬〜河原山(白山下)間が開業しました。大正15年7月には加賀広瀬〜鶴来間の工事が始められましたが、七ヶ用水トンネル上部に線路を敷設することに対する下流農民の反対が大きく、用水関係者の説得に難航しました。昭和2年12月にようやく鶴来〜白山下間の全線が開通しました。終点の白山下駅は旧尾口・白峰村の玄関口となり、白山登山客で賑わいました。金名線は人や物資を運ぶ大動脈として、白山麓の発展に大きく貢献しました。当初構想していた白山下から岐阜県の郡上八幡(ぐじょうはちまん)までは、建設費用不足のため、実現できませんでした。現在の白山スーパー林道は小堀定信が考えたルートと同じです。
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