プレコンセプションケア

ページ番号1017436  更新日 2025年10月14日

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プレコンセプションケアとは

プレコンセプションケアとは若い男女が将来のライフプランを考え、自分たちの生活や健康に向き合うことです。
次世代を担う子どもの健康にもつながるとして近年注目されているヘルスケアです。

プレコンセプションケアの目的

  1. 若い世代の健康を増進し、より高い生活を実現すること
  2. 将来にわたって、より健康になること
  3. 健全な妊娠・出産のチャンスを増やし次世代の子ども達をより健康にすること

プレコンセプションケアが大切な理由

  1. リスクのある妊娠の増加
    若い女性のやせと肥満の増加、出産年齢の高齢化などから、リスクの高い妊娠が増えています。
  2. 不妊の増加
    「生理不順を放置していた」「生理痛をがまんしていた」などが将来の不妊の原因となることがあります。妊娠や出産に関する正しい知識を得て行動することが大切です。
  3. 人生100年時代を生きるために
    子どもを持つ選択をするかしないかにかかわらず、プレコンセプションケアを実施することで、より豊かな人生につながります。

いまから始める5つのプレコンAction

Action1 いまの自分を知ろう

  • 適正体重を維持しよう
     栄養不足による若い女性のやせ(BMI18.5未満)は貧血や月経不順、将来の不妊や骨粗鬆症の原因になります。一方、栄養過多や太りすぎ(BMI25以上)は、将来、糖尿病や高血圧などさまざまな病気のリスクを高めます。自分のBMIを知り、いまの体重を評価してみましょう。

     BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m) (標準範囲:18.5~24.9(理想値は22)を目指しましょう。

  • ストレスを溜め込まないようにしよう
     現代社会では、こころの不調を多く感じることがあります。普段から自分なりの解消法を見つけて、ストレスを溜め込まないようにしましょう。困った時は相談できる窓口があります。

Action2 生活を整えよう

  • 栄養バランスを整えよう
     偏った食生活は肥満や痩せにつながります。肥満や痩せは、不妊の原因とも言われる糖尿病や月経異常などを引き起こす可能性があるので、1日3食バランスよく食べましょう。主食・主菜・副菜を組み合わせて食べると、必要な栄養素をバランスよく摂取することができます。
     また、妊娠を希望している場合は妊娠前から妊娠初期にかけて“葉酸”というビタミンをしっかり摂ることで、赤ちゃんの神経管閉鎖障害の予防につながります。葉酸はすべての人にとても大切な栄養素です。緑黄色野菜を積極的に摂取しサプリメントも上手に活用しながら葉酸を摂取しましょう。
     葉酸は1日400ug摂取することが望まれます。
  • 適度に運動をしよう
     適正体重の維持には積極的な運動は欠かせません。血流がよくなり、筋肉量が増えることで代謝も高まります。それ以外にも運動はこころの状態にも良い影響を与えます。
     プレコンでは1週間に150分(1日約20分)の運動を目安にしています。早歩きや階段を使う、一駅分歩いてみるなど普段の生活の中で体を動かすことを意識してみませんか。
  • 禁煙しよう、受動喫煙を避けよう
    たばこはがんや心臓病、たくさんの病気を引き起こします。また男女ともに不妊症のリスクが増加し、特に妊娠中の喫煙や受動喫煙は流産、早産、低出生体重児のリスクを高めます。妊娠を考えたら禁煙を始めましょう。

 

  • アルコールは控えめにしよう
     健康に影響を及ぼすような飲酒の仕方はやめましょう。特に妊娠中にお酒を飲むとアルコールは胎盤を通って赤ちゃんに影響し、胎児性アルコール症候群の原因になります。妊娠を考えたときからアルコールは控えるようにしましょう。

Action3 若いうちから健診や検査、ワクチンを受けよう

  • 健康診断を受けよう
     生活習慣病やがんは早期発見・早期治療が有効です。年に1回は市や会社などの健康診断を受けましょう。
  • ワクチンを接種しよう
     妊娠前に接種することで予防できる感染症もあります。自分の母子手帳でワクチン接種歴を確認して必要であれば妊娠を考える前に接種しましょう。パートナーや家族もワクチンを接種して妊婦さんに感染させない環境づくりが大切です。

    風しんワクチン
    妊娠初期の女性が風しんに感染すると、生まれた赤ちゃんが先天性風しん症候群(難聴や心疾患、白内障や緑内障)を発症することがあります。

    子宮頸がんワクチン
    子宮頸がんは20歳代~30歳代の女性で1番多いがんです。発症すると妊娠や出産、その後の子育てにも影響が出る可能性があります。
  • 性感染症に気をつけよう
     若い人の間で性的接触を介して感染する「性感染症」が増えています。性感染症の中には不妊の原因になり、妊娠中にかかると赤ちゃんの健康に影響を与えるものがあります。
     思い当たることがあれば専門医を受診し、しっかりと治療することが大切です。パートナー間での感染を防ぐため一緒に性感染症の検査をしましょう。

Action4 かかりつけ医を持とう

妊娠により持病が悪化することや赤ちゃんへの影響から薬の変更が必要なこともあります。あらかじめ主治医や産婦人科医と相談することでリスクを減らしましょう。

Action5  人生をデザインしてみよう

 プレコンノートを使えばポイントを学びながら5つのプレコンActionを始める準備ができます。
早い段階から正しい知識を得て健康的な生活を送ることで、いまの自分がもっと健康になって満ち足りた自分につながります。できることから始めてみませんか。

いしかわプレ妊活健診を受けよう

 白山市では、将来子どもを望む夫婦を対象に、本格的に妊活について考える前の「プレ妊活」として、夫婦の健康状態を検査できる「いしかわプレ妊活健診」を実施しております。

もっと詳しく知りたい方へ

 さらに詳しく知りたい方は、以下URLをご確認ください。

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健康福祉部いきいき健康課
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