金劔宮版 大般若経巻五百五十四

ページ番号1009575  更新日 2023年2月3日

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白山市指定有形文化財 典籍
金劔宮版 大般若経巻五百五十四(きんけんぐうばん だいはんにゃきょうかんごひゃくごじゅうよん)

〔所在地〕白山市西新町168番地1
〔所有者〕白山市
〔員数〕1帖
〔形状〕紙本墨刷、折本
〔寸法〕縦25.5cm、横9.5cm、全長1,140.0cm
〔年代〕応永18年(1411)
〔指定日〕昭和58年3月11日

金劔宮版 大般若経巻五百五十四の写真

「大般若経」とは「大般若波羅蜜多経」の略称で全600巻あり16の経典から成り立っています。この「金劔宮版大般若経」はそのなかの1巻で、版木刷りの巻末奥付部分に「応永十八年辛卯六月朔日」「加州白山金剱太神宮住侶権律師超胤敬白」とあります。経巻そのものを金劔宮において開版したものではなく、その原版は大和奈良の春日版です。つまり当時金劔宮の社僧であった超胤が応永18年6月1日の日付で、再版・奉納したものです。原版となった春日版は、わが国の古版本の一種で、平安時代末期以後・興福寺や春日神社によって出版された仏書の総称であり、大般若経も広汎に伝えられています。

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