紙本墨書 足利義氏書状
白山市指定有形文化財 書跡
紙本墨書 足利義氏書状(しほんぼくしょ あしかがよしうじしょじょう)
〔所在地〕白山市東一番町12番地
〔所有者〕本誓寺
〔員数〕一幅
〔形状〕横幀
〔寸法〕縦12cm、横幅49cm
〔指定日〕昭和45年7月22日
この書状は、第5代古河公方であった足利義氏から本誓寺に宛てたものです。内容は、永禄3年(1560)以来、長尾弾正少弼(上杉謙信)が関東侵攻を繰り返している。北条氏康父子が防戦に努めているが、この秋再度侵攻するという情報が入った。越中の安養寺や瑞泉寺とよく打ち合わせの上、越後を攪乱してほしい。成功の暁には布教の許可を与える。なお、使僧として古河勝願寺を派遣したので、彼の言葉をよく聞くように。孫六兼元の愛刀をお渡しする、というもので、差出人は義氏の書状ですが、北条氏康の意向がうかがえます。日付が8月3日とあり、年次が入っていませんが、永禄年間のものであると考えられます。
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