七夕の節句と健恋う会
白山市食生活改善推進協議会
平成28年7月2日(土曜日)白山市福祉ふれあいセンター2階で、白山市食生活改善推進協議会による「七夕の節句と健恋う会」が開催されました。
つい忘れがちな先人の知恵である「伝統食・行事食や旬な食材」を見直し、現代社会の食生活を見つめ直す機会になればと、「七夕の節句と健恋う会」の行事を通して、昔の生活の知恵や古き良きものにもふれていただきたく掲載しましたので、是非ともご覧ください。
1 健恋う会の様子
2 「重陽の節句」のメニュー
この日「おもてなし」された七夕料理のメニューです。
「季節の旬のもの」をお使いいただくことが一番大切です。
そうめん(4人分)
材料
- そうめん 200g
- (だし汁) 350cc
- (みりん)大さじ3
- (醤油)小さじ3
- おくら 2本
- みょうが 1本
- 小ねぎ 1本
- かにかま 4本
- 生姜 1片
- 卵 1個
- ミニトマト 4個
作り方
- だし汁にみりん、醤油を加え煮立て、冷ましておく。
- おくらは下茹でし、小口切りにする。
- みょうが、小ネギは小口切りにする。生姜はすりおろす。
ミニトマトはへた部分をカットしておく。 - 薄焼き卵を作り、細切りにする。
- そうめんは茹でておく。
- 各材料を盛り付ける。
きゅうりと鶏肉のごま酢和え(4人分)
材料
- きゅうり 2本
- 鶏むね肉 100g
- a 炒りごま 大さじ3
- a 酢 大さじ1.5
- a 濃口醤油 大さじ1/2
- a 砂糖 小さじ1
- a ごま油 小さじ1
作り方
- きゅうりは、4cm長さの千切りにして、薄く塩もみし、水気を絞っておく。
- 鶏むね肉は、茹でて小さくさく。
- 炒りごまは半ずりにしておく。
- aで和える。
ミルク寒天(流し缶1台分:8等分)
材料
- 牛乳 300cc
- 水 200cc
- 粉寒天 4g
- 砂糖 50g
- トマトジュース 360cc~400cc
- 水 100cc~140cc
- 粉寒天 4g
- 抹茶 小さじ2
- 水 300cc
- 粉寒天 4g
- 砂糖 大さじ2
作り方
- 鍋に粉寒天、水を入れ火にかける。沸騰したら火を弱め、透き通ってきたら砂糖を入れ煮、溶かし、牛乳を入れてよく混ぜ、火を止める。流し缶に流し入れ、冷蔵庫で冷やす。
- トマトジュース寒天、抹茶寒天も同様に作り、バットに入れ、冷蔵庫で冷やす。
- 2.を星形に抜き、三角形などに切ったミルク寒天の上に飾る。
炊き合わせ(4人分)
材料
- なす 2個
- いんげん 8本
- 油揚げ 適量
- a だし汁 200cc
- a 薄口醤油 小さじ1.5
- a 濃口醤油 小さじ1/2
- a ごま油 小さじ1
- 人参 星形4枚
- だし汁 適量
- 干ししいたけ 4枚
- b だし汁 適量
- b 砂糖 小さじ1
- b 濃口醤油 小さじ1
- 高野豆腐 2枚
- c だし汁 500cc
- c 砂糖 大さじ1
- c みりん 大さじ1
- c 薄口醤油 小さじ1
- c 塩小さじ 1弱
作り方
- なすはヘタをつけたまま、縦に切る。皮に斜めの切れ目を入れ、水につけあくだしをして、よく水分をふきとる。
いんげんは洗って水気をふきとる。 - aをすべてあわせて煮立てて、冷ましておく。
- 1.のなす、いんげんを油で揚げて2.に漬け込む。
- 人参は下茹でして、高野豆腐の煮汁に軽く浸しておく。
- 干ししいたけはbで煮詰める。
- 高野豆腐は戻して、cで煮詰める。
- 盛り付ける。
3 七夕の歴史
七夕(たなばた・しちせき)は、古くから行われている日本のお祭り行事で、五節句のひとつに数えられ、願い事を書いた色とりどりの短冊や飾りを笹の葉につるし、星にお祈りする習慣が今も残っています。
七夕の起源には数多くの節があり、
- もともと日本の神事のあった「棚織(たなばた)」
- おりひめ・ひこぼし伝説
- 奈良時代に中国から伝来した「乞巧奠(きっこうでん)」という行事があわさったもの
などと、言われています。
※五節句
・人日(1月7日)・上巳(3月3日)・端午(5月5日)・七夕(7月7日)・重陽(9月9日)
1.棚織(たなばた)とは
「棚織」とは、古い日本の禊ぎ行事で乙女が着物を織って棚に備え、神様を迎えて秋の豊作を祈ったり、人々のけがれをはらうというものでした。
選ばれた乙女は「棚織女(たなばたつめ)」と呼ばれ、川などの清い水辺にある機屋(はたや)にこもって神様の為に心を込めて着物を織ります。その時に使われたのが、「棚織(たなばた)」という折り機です。
やがて、仏教が伝わると、この行事はお盆の準備をする7月7日の夜に行われるようになりました。
現在、七夕という二文字で「たなばた」と当て字で読んでいるのも、ここから来ていると言われています。
2.おりひめとひこぼし伝説とは
琴座のベガと呼ばれる織女(しゅくじょ)星は、裁縫の仕事、また、鷲(わし)座のアルタイルと呼ばれる牽牛(けんぎゅう)星は、農業の仕事をつかさどる星と考えられていました。
この二つの星は、旧暦7月7日に天の川をはさんで最も光り輝いているように見えることから、中国でこの日を一年一度のめぐりあいの日と考え、七夕ストーリーが生まれました。
3.乞巧奠(きっこうでん)とは
乞巧奠(きっこうでん)は、中国の行事で7月7日に織女星にあやかって、機織りや裁縫が上達するようにとお祈りをする風習から生まれ、やがて芸事や書道などの上達も願うようになりました。
その後、日本でも芸の上達を願って行われるようになり、歌を梶の葉に書いて祈りました。
昔はサトイモの葉にたまった夜露を「天の川のしずく」と考えて、それを墨で溶かし梶の葉に和歌を書いて願い事をしていました。
江戸時代になると、梶の葉のかわりに短冊に色々な願い事を書いて星に祈るお祭りとなりました。
※梶・・・梶は古くから、神聖な木とされ、祭具として使用されることが多い。
(「七夕の節句と健恋う会」の資料より)
主催:白山市食生活改善推進協議会
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