小さな問題も共有し合えば、みんなの問題になる。(男女共同参画×防災)vol.10
相手のことを知り自分のことを知ってもらう
例えば、仕事と家庭の両立。どのように両立していくかは個々の話ではありますが、その判断には「根強い役割分担意識」や「職場環境」など、個人の努力だけでは解決できない問題が大きく影響しています。しかし、「これは個人の問題だ」と考え、悩みを一人で抱えてしまうことも少なくありません。
男女共同参画にかかわる問題は、何気ない日常生活の中に潜んでいます。だからこそ、問題の本質が見えにくく、「個人の問題」「家庭の問題」と捉えられがちです。相手の考えを聞き、自分の思いを伝えることが大切です。
- 解決したい課題は何か
- 困っていることは何か
- どうしていきたいか
こうした情報を共有し合うことで、みんなの問題になり、いろいろな意見やアイデアが出てきます。家庭でも地域でも職場でも同じです。
誰もが性別にかかわりなく、個性と能力が十分に発揮できる社会へ。身近なところから、男女共同参画を始めてみましょう。
防災士アドバイス
自分の命は自分で守る。その命は家族、友人を守ることになります。
(松任まちづくり協議会防災啓発チラシより全文掲載)
「避難者カードとは」
災害時一時避難場所で安否確認後、「自宅で暮らせない」「不安がある」という時は二次避難施設に行きましょう。避難所では、まず受付で「避難者カード」を記入します。記入事項は、入所日時・町内会・自宅の被害状況・氏名・住所・電話番号・生年月日・性別・車両情報などです。健康状態・アレルギーなど気になる事も記入します。一人ひとり記入し、世帯でまとめます。資格や特技など避難所運営に協力できることも記入しましょう。ペット可の避難所には、ペットの情報を記入する書類もあります。飼い主は責任をもってケージなど用意しておきましょう。(環境省のホームページも参考に)
町内会の避難訓練の一環として「避難者カード」を書いてもらい受付業務をしてもらうのも良いでしょう。また要配慮者に対しては個別避難計画も必要となりますので町内会や地区としてリストを作る時に考慮されることが理想です。
まさかの災害時に少しでもスムーズな避難所運営ができることを願います。
防災士 南都代子(県男女共同参画推進員)
より良いホームページにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
市民生活部男女共同・人権推進室
〒924-8688 白山市倉光二丁目1番地
電話:076-274-9577 ファクス:076-275-2211
市民生活部男女共同・人権推進室へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。