必要なのは、それぞれの「視点」。(男女共同参画×防災)vol.3
体験しないと分からない。だから必要なのは、それぞれの「視点」。
人は、実際に経験していないことは、気づかない場合がよくあります。特に困っていないと、そこに課題が潜んでいても見逃されがちです。
例えば、女性や男性が参画したことで、次のように「今までより良くなった」という話があります。
- 工場で女性も作業をしやすいよう補助台をつけたら、男性も作業をしやすくなった。
- 男性が育児休暇を取るようになって、職場での育児に対する理解が進んだ。
防災の課題もしかりです。普段から気をつけること、避難所の運営、非常持ち出し袋の中身・・・、同じ課題であっても視点が違うと気になる点も違ってきます。
防災について考える時・話し合う時、男女共同参画の視点をプラスする。そのために、女性も男性も参画する。誰もが安心できる防災対策への一歩です。
防災士アドバイス
自分の命は自分で守る。その命は家族、友人を守ることになります。
(松任まちづくり協議会防災啓発チラシより全文掲載)
「家具の固定のススメ」
倒れるのを防ぐため、下敷きにならないため、怪我をしないため、避難経路の確保のため。家具の固定は自分の命を守ることになります。
リビングには背の高い家具は置かない・テレビやパソコンの下にはジェルマットを敷く・転倒防止ベルトをつける・家具には転倒防止プレート・開き扉や冷蔵庫にはチャイルドロック・震度5以上でロックが掛かる耐震ラッチ・天井と家具の間の突っ張り棒など・天井と家具のすき間をなくすことです。
震度7を記録した能登半島地震で家屋が全壊した被災者さんのお話では、「とにかく家具から少しでも離れること!」だそうです。「重い婚礼たんすが飛び跳ねて倒れてきた」というお話もお聞きました。体験しないとわからないことですね。
防災士 南都代子(県男女共同参画推進員)
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