美川天然真鯛 ごち網漁

ページ番号1005104  更新日 2022年2月8日

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ごち網漁の風景

写真:第五幸福丸

6月のある日、第五幸福丸の福岡さんにお願いして、漁へ連れて行ってもらいました。
午前3時ごろ出港のために人が集まってきます。


写真:出港準備

出港に向けて着々と準備が進められていきます。
出港は真っ暗な中を進んでいきます。結構怖いです!


写真:朝

美川漁港を出たときは外は真っ暗でしたが、だんだんと明るくなり、日の出を迎えます。
波も小さいし、いい天気です。


写真:樽投下!

その日の状況により、漁のポイントは変わります。
今日のポイントはここ。
まず、ロープを結び付けた樽(浮き)を海に投下します。


写真:網の設置

一辺が500m程度のひし形を描くように網を設置していきます。


写真:方向転換

500m程度進んだ時点で方向転換、結構スムーズに方向が変わります。


写真:発見

前方に小さく、最初に投下した樽が見えてきました。
潮で若干流されるのを想定して、樽の位置に戻ってこれるのはすごいです。


写真:樽を回収

樽を回収し、潮で流される前のポイントまで戻って網のロープを引き始めます。


写真:巻いてます

ロープは機械で巻いていきます。


写真:巻き上げ機1

左右2箇所の巻き上げ機でロープを巻き上げていきます。


写真:バックオーライ

ロープを巻いていくと、網に船が引っ張られて、船が後ろに進みます。


写真:前進!

船が下がり過ぎるとロープを引きにくくなるので、少し前進します。
少し進んだらクラッチを切って推進を止めます。
この頻繁にクラッチを繋いだり切ったりする動作は、結構船に負担をかけるそうです。
でも、ここが腕の見せ所!


写真:人力

ロープは網に近いほど太くなっています。最後の一番太い部分は、人力で丸くまとめていきます。


写真:網の巻き上げ1

ロープが巻きあがったら、いよいよ網の巻き上げです。


写真:網の巻き上げ2

網がねじれないように気を付けて巻いていきます。


写真:巻き上げ機2

網の巻き上げ機です。


写真:網に魚が

網の途中に鯛が引っかかっているのを取ります。
いろんな場所が引っかかっていて、ちょっと取るのに苦労します。


写真:網

かなり網が上がってきました。


写真:鯛!

網の袋のそこが見えました。
今日は最初からあまりいないとわかっていましたが、網を設置しました。


写真:捕れた

船に水揚げされた魚です。
ほとんどが真鯛です。
量が少ないと福岡さんが嘆いていました。


写真:しめる

捕れた魚はすぐに殺菌処理された海水で洗浄して、氷水でしめられます。
このすばやい処理が、魚の鮮度に表れています。


写真:港で待つ人の様子

一日の漁は5~7回行われ、通常は午後3時半ぐらいに美川漁港へ戻ってきます。
港へ着いた途端、地元の飲食店や、寿司店のオーナーが物色していくことも。


写真:物色

この日は2件のお店の人が漁港への水揚げ前に鯛を選んで行かれました。
(特定の店舗のみへの対応です。一般の人へは一切対応しません。)


この後漁港の建物内で魚の選別作業が行われます。
発泡スチロールの箱に種類と大きさをそろえたものに、氷を入れて市場へ出荷されます。
特に大きな真鯛は1箱に1匹入れての出荷となります(2匹入りません!)。

この日はあまり鯛が取れませんでしたが、数日後はかなりの漁獲があったとのことです。

福岡さんをはじめとする第五幸福丸の皆さん、ありがとうございました。

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