美川天然真鯛 ごち網漁
ごち網漁の風景
6月のある日、第五幸福丸の福岡さんにお願いして、漁へ連れて行ってもらいました。
午前3時ごろ出港のために人が集まってきます。
出港に向けて着々と準備が進められていきます。
出港は真っ暗な中を進んでいきます。結構怖いです!
美川漁港を出たときは外は真っ暗でしたが、だんだんと明るくなり、日の出を迎えます。
波も小さいし、いい天気です。
その日の状況により、漁のポイントは変わります。
今日のポイントはここ。
まず、ロープを結び付けた樽(浮き)を海に投下します。
一辺が500m程度のひし形を描くように網を設置していきます。
500m程度進んだ時点で方向転換、結構スムーズに方向が変わります。
前方に小さく、最初に投下した樽が見えてきました。
潮で若干流されるのを想定して、樽の位置に戻ってこれるのはすごいです。
樽を回収し、潮で流される前のポイントまで戻って網のロープを引き始めます。
ロープは機械で巻いていきます。
左右2箇所の巻き上げ機でロープを巻き上げていきます。
ロープを巻いていくと、網に船が引っ張られて、船が後ろに進みます。
船が下がり過ぎるとロープを引きにくくなるので、少し前進します。
少し進んだらクラッチを切って推進を止めます。
この頻繁にクラッチを繋いだり切ったりする動作は、結構船に負担をかけるそうです。
でも、ここが腕の見せ所!
ロープは網に近いほど太くなっています。最後の一番太い部分は、人力で丸くまとめていきます。
ロープが巻きあがったら、いよいよ網の巻き上げです。
網がねじれないように気を付けて巻いていきます。
網の巻き上げ機です。
網の途中に鯛が引っかかっているのを取ります。
いろんな場所が引っかかっていて、ちょっと取るのに苦労します。
かなり網が上がってきました。
網の袋のそこが見えました。
今日は最初からあまりいないとわかっていましたが、網を設置しました。
船に水揚げされた魚です。
ほとんどが真鯛です。
量が少ないと福岡さんが嘆いていました。
捕れた魚はすぐに殺菌処理された海水で洗浄して、氷水でしめられます。
このすばやい処理が、魚の鮮度に表れています。
一日の漁は5~7回行われ、通常は午後3時半ぐらいに美川漁港へ戻ってきます。
港へ着いた途端、地元の飲食店や、寿司店のオーナーが物色していくことも。
この日は2件のお店の人が漁港への水揚げ前に鯛を選んで行かれました。
(特定の店舗のみへの対応です。一般の人へは一切対応しません。)
この後漁港の建物内で魚の選別作業が行われます。
発泡スチロールの箱に種類と大きさをそろえたものに、氷を入れて市場へ出荷されます。
特に大きな真鯛は1箱に1匹入れての出荷となります(2匹入りません!)。
この日はあまり鯛が取れませんでしたが、数日後はかなりの漁獲があったとのことです。
福岡さんをはじめとする第五幸福丸の皆さん、ありがとうございました。
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