白山のごっつぉ食べまっし!! 美川天然真鯛
7月のお題は「美川天然真鯛」
『美川天然真鯛』は、白山市農林水産物ブランドに認証されています。
真鯛の習性を利用しロープで脅しながら網に追い込み巻き上げる、伝統的な「ごち網漁」が特徴で、この漁法で獲る真鯛は活きが良く、魚体に傷があまり付かない綺麗な状態で水揚げされます。
水揚げされた真鯛は、白山市内(美川地域)の料理店、寿司店で提供されるほか、小松市の卸売市場へ出荷されています。
美川漁港では連日早朝に、「美川キトキト市」が開催されていますが、残念なことにこの「美川天然真鯛」は出品されていません。
これは、一度漁に出ると、夕方近くまで港に戻ってこないことと、戻るとすぐに仕分けをして近隣のお店と小松の卸売市場へ出荷してしまうためです。
なので、美味しい「美川天然真鯛」を食べたい!と思ったら、迷わず美川地域にある料理店・寿司店へ行こう!!
・・・けれど、必ずしも毎日水揚げできるわけではありません、弘法も筆の誤り、猿も木から落ちる、どんなにベテランの漁師さんでも、鯛が捕れない時もあります。
事前に確認と予約をお勧めします。
美川天然真鯛が食べられる地産地消推奨店は下記です。
是非食べに行ってみてください!
美味しいのには理由があります。
それは、「傷が少なく鮮度がいい」ことです。
これを可能にしているのが、「ごち網漁」と言われる独特の漁法を用いているからです。
ごち網漁=吾智網漁とも書かれるように、人の知恵を使って行われる漁です。
ごち網漁は楕円形の網で魚を囲み、追い込みながらすくい取るように魚を捕る漁です。
魚に逃げられやすいという特徴(欠点?)がありますが、その分捕った魚は鮮度抜群!、傷が少なく、綺麗な状態で水揚げされます。
傷みの少ない魚は品質が良く、美川地域の特産品となっています。
現在美川漁港でこのごち網漁をしているのは、第五幸福丸の一艘だけとなっています。
漁は4月頃から12月頃まで行われますが、年によって期間が短くなることがあります。
ごち網漁
漁は水深60m程度の沖合で行われます。
まず、ロープの端に目印となる樽を付けて海に投下します。この時、樽の投下場所は網を張る上流にします。
1辺が500m程度のひし形ができるようにロープを出しながら、網を設置していきます。
樽を引き揚げますが、投下した樽は少し流されているので、最初に投下した場所まで戻ります。
ロープを巻き始めると、船は網に引っ張られる形となり、後ろに下がり、ロープの角度が広がっていきます。
少し推進をかけてやると設置したロープのひし形が縦に長細くなり、ロープの角度が狭まります。
ロープを巻きながら、細かく推進をかけたり切ったりしながら網を引き揚げていくことでロープに振動が伝わり、これがロープの中にいる真鯛を脅すという効果になります。
ロープを巻きながら船の推進を切ったり入れたりすることで、ひし形を小さくしてき、ロープの中の真鯛を網に追い込んでいきます。
いつ推進をかけて、いつ推進を切るのかの判断が漁師としての腕の見せ所でもあります。
底引き網漁との一番の違いは、底引き網漁が網をずっと引きずっていくのに対し、ごち網漁は網の位置がほとんど変わりません。
網も底引き網は網の袋部分が深いですが、ごち網は浅くなっています。
結果として、魚が逃げやすくなりますが、水揚げされる魚はほとんど真鯛とカワハギとなります。もちろん、真鯛の方がたくさん捕れますよ。
網の袋部分が小さいことから、船への水揚げが早く、魚同士がお互いに傷つけあう時間が短くなります。また魚をしめるまでの時間も短くなることから、他の漁法より魚の傷が少なく鮮度の良い魚が捕れることになります。
漁師さんに言わせると、一番鮮度のいい魚は、釣り上げた魚とのことです・・・。
漁の様子は下記のページをご覧ください
美川天然真鯛を使ったレシピ紹介
それでは、真鯛を使った料理を紹介します。
美川天然真鯛を使った簡単料理
- 鯛の押しずし
- 鯛のあら汁
- 鯛の昆布締め
- 鯛のゆずこしょうマヨ焼き
- 鯛のカルパッチョ
- 鯛美川焼
- 美川天然真鯛の塩パイ包み
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