お食い初めレシピ

ページ番号1004854  更新日 2022年2月8日

印刷大きな文字で印刷

写真:お食い初め(祝膳)と尾頭付き鯛

1.お食い初めとは?

「お食い初め」行事食のいわれ

「箸初め」あるいは「箸ぞろえ」などと言われ、生まれて初めて食事を食べさせることで「一生食べ物に困らないように」と願いを込め、赤ちゃんの健やかな成長を願う大切な儀式です。
起源は平安時代までさかのぼり、皇室・公家が、神社で礼祷とお食い初めを一貫して執り行ったのが始まりだと言われています。
併せて「お宮参り」がありますが、生まれて初めてその土地の氏神様にお参りすることを言います。赤ちゃんを氏子の一人として認めてもらうための行事です。
しかし、現在では、赤ちゃんの誕生を祝い、これからの健やかな成長を祈願する行事という意味合いが強くなっているようです。

お食い初めの時期

地方によって日は異なるようですが、ちょうど赤ちゃんの離乳期にあたる、生後100日目か200日目(4カ月~6カ月)に行うのが一般的のようです。

招く人は

双方の両親、兄弟などのほか、知人でもごく親しい人たちだけを招きます。

祝い膳を贈るのは

現在ではお食い初め用のお膳と食器のひとそろいはデパートなどで売っています。昔は母親の実家が祝い膳を贈るしきたりがありましたが、現在ではベビー用のかわいらしい陶器や合成樹脂の食器セットを祝い膳の代わりとして贈ることが多くなっているようです。お食い初めの後でも、離乳食の食器として使用できるからです。

祝い膳は男の子は朱塗り(赤)、女の子は黒内朱を使います。

祝い膳も地方によって異なりますが、小さく握ったおむすびを2つのせたご飯(赤飯の地方もある)、吸い物、尾頭付き鯛、梅干し5個、小石を3つのせた小皿が一般的です。
そして紅白の餅を5個のせた「二の膳」を添えます。小石は赤ちゃんの歯が丈夫になるよう(こちらの方言で「かたい子になるように」)という願いが込められています。

祝い方

お食い初めの作法は取り皿に小さく握ったおむすびを取り、ご飯、汁、ご飯、魚、汁の順で3回づつ赤ちゃんの口元につけ、食べさせるまねをします。現在ではしきたりにとらわれず、家庭ごとに献立を考えて祝うケースが増えています。

食べさせる役は

祖父など長寿の人にお願いするのがよいでしょう。適当な人がいない場合は父親がやってもかまいません。男児には男性に、女児には女性に、赤ちゃんはこの時、座らせるか母親が抱いてやります。

(「お食い初めと健恋う会」の資料より)

このページの先頭へ戻る

2.お食い初め(祝膳)のメニュー

写真:お食い初め(祝膳)

こちらで紹介しますのはほんの一例です。

地域ごとに作られますおめでたい食材をお使いいただければと思います。

「季節の旬のもの」をお使いいただくことが一番大切です。

赤飯(4人分)

写真:赤飯

赤飯が普通ですが、季節の栗ご飯や豆ご飯などでも。

材料

  • もち米 1升
    (1合カップで10カップ)
  • 小豆 1.5~2合
  • ごま塩 150g

作り方

  • 前日 1
    • もち米を洗って水に浸しておく。
    • 小豆を炊き、煮汁が赤くなったら煮汁と小豆に分ける。
    • 小豆の煮汁に水けをきったもち米を浸しておく。
  • 当日 2
    もち米の水けをきり、蒸し器に入れ、上に小豆をのせて蒸す。

汁物(4人分)

写真:汁物

お吸い物などに、季節の食材などで工夫をこらしましょう。

材料

  • だし汁 3カップ(600ml)
    (昆布とかつお)
  • 塩 小さじ1/2
  • うすくち醤油 小さじ1
  • 三つ葉 1/2把

紅白団子
(1個12g 56個分)

  • 白玉粉 紅白用各250g
  • 豆腐 紅白用各300g
  • 食紅 耳かき1杯
    (大さじ1の水で溶く)

作り方

  1. だし汁に塩、うすくち醤油で味をつける。
    三つ葉はゆでて結んでおく。
  2. 白玉粉と豆腐を手でこねるようにして混ぜ合わせる。
    等分にして丸め、指で中央をへこませる。
  3. たっぷりの湯を沸かして2の団子を入れ、浮き上がってきたら、冷水にとって冷ます。
  4. 紅色の団子は、豆腐に水で溶いた食紅を色合いを見ながら混ぜ、同じように作る。
  5. 汁椀に団子と三つ葉を入れ、温めただしをはる。

煮物(炊き合わせ 4人分)

写真:煮物

煮物や和え物などで盛り付ける。季節のたけのこ、里芋、豆類。

高野豆腐含め煮

材料
  • 高野豆腐 4枚
  • だし汁 3カップ(600ml)

調味料

  • 砂糖 大さじ4
  • みりん 大さじ2
  • 塩 小さじ1/2
  • うすくち醤油 大さじ1・1/2
作り方
  1. 高野豆腐は戻し、落としぶたをしてだし汁で煮る。
  2. 煮立ったら弱火で5分煮て調味料を加え50分煮含め、そのまま冷ます。

かぼちゃの含め煮

材料
  • かぼちゃ 1/4個
  • だし汁 1・1/2カップ(300ml)

調味料

  • 砂糖 大さじ2弱
  • みりん 大さじ1
  • 塩 小さじ1/2
  • うすくち醤油 大さじ1
作り方
  1. かぼちゃは、一口大よりやや大きめに切り揃え、面取りする。
  2. 鍋に皮を下にしてだし汁とかぼちゃを入れ、強火にかける。
  3. 煮立ったら弱火にし、砂糖・塩を加え7~8分、みりん、うすくち醤油を加えて10分煮て火を止める。そのまま味を含ませる。

しいたけの含め煮

材料

  • 生しいたけ 8枚
  • だし汁 1カップ(200ml)

調味料

  • 砂糖 大さじ1・1/2
  • みりん 大さじ1
  • うすくち醤油 大さじ1
作り方
  1. しいたけは、石づきを取り十文字の切り目を入れる。
  2. 鍋にしいたけを並べ、だし汁と砂糖・醤油を入れ、煮立ったら、みりんを加え弱火で煮含め冷ます。

にんじん含め煮

材料

  • にんじん 1/2本
  • だし汁 1カップ(200ml)

調味料

  • 砂糖 大さじ1
  • みりん 大さじ1/2
  • うすくち醤油 大さじ1
作り方
  1. にんじんは、大きめに切ってゆで、型抜きして7mm程に切り、だし汁と調味料で煮含める。

いんげんの含め煮

材料
  • いんげん 12本
  • だし汁 1カップ(200ml)

調味料

  • みりん 大さじ1
  • うすくち醤油 大さじ1
作り方
  1. いんげんは、塩で板ずりし、ゆでて斜め切り。
  2. 鍋にいんげん、だし汁、調味料を煮立てる。
    煮立ったら火からおろし、冷ましながら味を含める。

大皿(さわらの照り焼き 4人分)

写真:さわらの照り焼き

鯛尾頭付き(かながしら等おめでたい魚)

材料

  • さわら切り身 4切れ

調味料

  • しょうゆ 大さじ3
  • みりん 大さじ2
  • 酒 大さじ2

作り方

  1. さわらは、調味料に15分程つける。
  2. キッチンペーパで汁けを取り、油を熱したフライパンで焼く。
  3. 焦げやすいので、火加減を調節しながら、中火で7分目くらい焼き、裏返して更に火を通す。

つぼ椀(きゅうりの酢の物 4人分)

写真:きゅうりの酢の物

豆・昆布・お造りなど(和え物)

材料

  • みょうが 2個
  • 乾燥わかめ 5g
  • 針しょうが 15g

合わせ酢 

  • 酢 大さじ4
  • 砂糖 大さじ3
  • だし汁 大さじ2
  • うすくち醤油 大さじ1

作り方

  1. きゅうりは板ずりした後、洗って薄く斜め切りにし、さらに細切りする。
  2. みょうがは細切りして水にさらす。わかめは水に漬けて戻す。
  3. 合わせ酢で1、2をあえる。

このページの先頭へ戻る

より良いホームページにするために、ページのご感想をお聞かせください。

このページは役に立ちましたか。

このページに関するお問い合わせ

産業部地産地消課
〒924-8688 白山市倉光二丁目1番地
電話:076-274-9522 ファクス:076-274-4177
産業部地産地消課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。