千代女紙芝居ページ6
千代は、家事を手伝いながら俳句を教えてもらい、一生懸命勉強しました。
ある日半睡先生が千代にこう言いました。
半睡先生「千代、本当によくがんばったなあ。たった二年の間にほんとにうまくなったよ。」
千代「いいえ.半睡先生がいろいろと教えて下さったおかげです。ありがとうこざいます。」
半唾先生「私が千代に教えられることは、すべて教えたから、そろそろお家に帰りなさい。」
千代「えっ、半睡先生、わたしなどまだまだです。これからも先生の元で勉強させてください。」
半睡先生「いやいや千代、俳句というのは人に教えてもろてつくるものじゃない。自分の気持ちを十七文字の言葉に込めてよむものや。おまえは十分力もついたし、これからは自分で俳句をつくっていきなさい。」
こうして千代は二年間の俳句の勉強を終えて、十四才の春、松任の家に帰りました。そして家の仕事を手伝いながら、好きな俳句をつくりつづけました。
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