RSウイルス感染症にいついて

ページ番号1017737  更新日 2025年11月14日

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RSウイルス感染症とは

RSウイルス感染症は、RSウイルスにより引き起こされる急性の呼吸器感染症で、乳幼児に多い感染症です。
生後1歳までに半数以上が、2歳までにほぼすべての乳幼児がRSウイルスに感染するといわれています。
 

症状

  • 潜伏期間は、2~8日(通常4~6日)です。
  • 主な症状は、発熱、鼻汁、咳などの軽い風邪様症状が数日続き、場合によっては、気管支炎や肺炎などの重い症状が見られることがあります。
  • 初めて感染した乳幼児の約7割は軽症で数日のうちに軽快しますが、約3割では咳が悪化し、喘鳴(ぜいめい:ゼーゼーと呼吸しにくくなること)や呼吸困難、さらに気管支炎などの症状が増加します。
  • 重篤な合併症として注意すべきものには、1歳以下では中耳炎や無呼吸発作、急性脳症等があります。
  • 一般的には、風邪の様な症状のみで重症となることは少ないとされていますが、慢性呼吸器疾患等の基礎疾患のある高齢者や免疫不全者では、重症化するリスクがあることが知られており、注意が必要です。

感染経路

RSウイルスに感染した人の唾液や鼻汁、咳やくしゃみなどの飛沫(飛沫感染)や、ウイルスがついた手指や物品(ドアノブ、手すり、スイッチ、机、イス、おもちゃ、コップ等)に接触する(接触感染)ことで感染します。

予防と対策

  • マスクの着用、流水と石鹸による手洗い、手指のアルコール消毒など、基本的な感染対策が有効です。
  • 日常的に触れるおもちゃ、手すりなどはこまめにアルコールや塩素系の消毒剤で消毒しましょう。
  • 60歳以上を対象としたワクチンと、生まれてくる子どもの予防を目的とした妊婦さんを対象としたワクチンがあるほか、感染症の重症化リスクを有する小児を対象とした薬剤があります。

参考

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