平成21年度入選作文(ジュニア部門2)「お母さんのかばん」

ページ番号1002685  更新日 2022年2月15日

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第25回暁烏敏賞ジュニア部門入選作文(小学生部門)

写真:ジュニア盾

  • 作文題名 お母さんのかばん
  • 氏名 吉田 美佳子
  • 住所 石川県金沢市在住
  • 学年 金沢市立戸坂小学校 3年

わたしのお母さんのかばんは、すっごくおもいです。
「何が入っているの?」

ある日お母さんにきいてみたら、
「みんなの人生が入っているのよ。それとね、せきにんが、はいっているの。」
「うそだぁー。」
すぐに思いました。

お母さんは、とってもわすれんぼうさんでかいものをしたときにも、ポイントカードがどこにいったとか、ティッシュがないとか言って、いつもかばんをごそごそと、ひっくりかえします。そして、ひどい時は、ぜんぶ中みをだして、やっと見つけています。だからそんなのうそだと、わたしは、すぐにみやぶりました。

もう一つ、わけがあります。かいものをしたある時、車の中にさいふをわすれてレジにつき、レジのおねえさんに
「この子をおいていきますから、ちょっとまってください。」
と、わたしが、人じちになったこともあった。だから、ほんとうにかばんが、おもいわけは、もっていないとしんぱいでたまらないから、いろんなものをみんなもって出かけているだと思います。

わたしのお母さんは、学校の先生をしています。いつもかえってくるのかおそくてたいへんそうです。
「どうして、おそいの?」
ときくと
「みんなのしょう来をあずかるお仕事だから、いろいろあってね。」
といいます。でもお母さんが早くかえってくるといいなと思います。

お母さんは、いつも「人生」とか、「せきにん」とか、「しょう来」とか大事なものをいっぱいもっているんだなあと思いました。そして、すごいなと思っていました。

お母さんは、大事なものがいっぱいあります。お母さんは、いつもわたしをぎゅーっとして、
「大事なみーちゃんだよ」
って言ってくれます。そんなときわたしは、とってもうれしいです。でも毎日言うので、「わかっているよ」
といってあげるのだけれども
「どのくらい伝わっているのかと思ってお母さんは、心配で毎日言うげん。」
と言っています。わたしは、ちょっとおかしくなってわらってしまいますが、お母さんは、早くかえってこないとをわるいなと思っているかもしれません。

わたしの学校などで行事がある時、お母さんはなかなかこれません。お仕事とぶつかるからです。

わたしのほいくえんのそつぎょうしきにもお母さんは中三のクラスの先生で、そつぎょうしきとおなじ日になって、くることができませんでした。でもおかあさんはそつぎょうしきのリハーサルにきてくれました。そして、体いくかんのまん中に一人すわって、わたしが返じをしてそつぎょうしょうしょをもらうとないているのがみえました。そして、
「本ばんは心の目でみているから、がんばってね。」
と言ってくれたことをおぼえています。お母さんは、きっと本ばんを来たかったんだけど、一生けんめいがまんしていたんだなと今、思います。

お母さんはいつもわたしのことも大事にしてくれていることが、とってもうれしいです。

おかあさんのかばんがおもたいのは、カードだけでなくてほかにもわたしとか、かぞくとか仕事とか、いっぱいだいじなものをもっているからだと思います。だからお母さんが、「人生」とかいったのはうそではないのかもと思いました。
お母さんのかばんは、本当におもいです。

だからわたしは、お母さんのかばんを少しずつもってあげたいなと思いました。そしていつか、お母さんかばんをかるくしてあげたいな。

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