尾口のでくまわし


国指定重要無形民俗文化財
〔所在地〕白山市
〔指定日〕昭和52年5月17日指定
白山麓の旧尾口村の深瀬と東二口で、古くから伝承されてきた人形芝居です。深瀬地区は、ダムの建設にともなって、昭和52年(1977)から移転先の旧鶴来町深瀬新町で行うことになりました。
腰幕を張った内側を舞台とし、操法は、素朴なでく(人形)の腰部の後ろから両手をさし込んでまわす一人遣いで、でくと、まわし手とが一体となり、義太夫節以前の古浄瑠璃に合わせて熱演するところに特徴があります。
東二口に伝わる浄瑠璃の曲節は、文弥節の流れをくむものだと言われてます。その起源は定かではありませんが、移入の時期は西暦1655年頃と言われています。独特の語り、三味線、舞う者の足踏みの音、そして「時忘れ、まま(飯)よりうまい、でくの舞い」に代表される舞い手と人形が一体になる様は、見る人に300年の伝統の息吹を感じさせます。
いずれも県内の芸能イベントほか、毎年2月に一般に公開されています。
- 文弥まつり会場:東二口歴史民俗資料館
- 深瀬のでくまわし会場:深瀬でくまわし保存会館(深瀬新町公民館)
上演されている台本を活字化して、用語解説と現代語訳をつけました。
持参して鑑賞いただくと、いっそうでくまわしが楽しめます。
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門出八島(かどでやしま) (PDF 2.2MB)
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仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら) (PDF 3.0MB)
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熊井太郎孝行之巻(くまいたろうこうこうのまき) (PDF 2.4MB)
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源氏烏帽子折(げんじえぼしおり) (PDF 2.4MB)
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嫗山姥(こもちやまんば) (PDF 2.7MB)
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出世景清(しゅっせかげきよ) (PDF 4.3MB)
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酒呑童子・大江山(しゅてんどうじ・おおえやま) (PDF 2.5MB)
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大職冠(たいしょかん) (PDF 2.2MB)
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