史跡鳥越城跡附二曲城跡(しせきとりごえじょうあとつけたりふとげじょうあと)
国指定史跡〔指定日〕 昭和60年9月3日
※令和4年8月4日の大雨により土砂崩れが発生したため、鳥越城跡へは当分の間登城できません。ご迷惑をおかけしますが、ご理解をお願いいたします。
鳥越城跡
鳥越城跡は、白山麓の本願寺門徒が、石山本願寺における織田信長との戦闘の高揚に伴い築城、整備されたものと想定され、城主鈴木出羽守に指導された白山麓本願寺門徒は、南加賀一向一揆において最後まで頑強に抵抗し、天正8年、織田信長配下柴田勝家による落城後、2ヵ年にわたって攻防が繰り広げられ、天正10年3月に掃討されました。
本丸を中心に二の丸、三の丸が空掘、腰郭で結ばれる連郭式城郭の遺構を有している鳥越城跡は、昭和52年より発掘調査が実施され、この発掘調査の成果により、昭和60年9月3日に国指定史跡となり、平成2年から史跡整備が実施されました。平成5年、6年に本丸の発掘調査が実施され、本丸の建物遺構が良好に検出されると、平成9年から12年にかけて、史跡等活用事業(ふるさと歴史の広場)が実施され、掘立柱建物跡、礎石建物跡、本丸門、桝形門、中の丸門、土塁、空掘、柵列等が復元整備され、史跡のガイダンス施設として、一向一揆歴史館が設置されました。一向一揆歴史館では、発掘調査による出土品、史跡の歴史的経緯をDVDで紹介しています。
所在地 白山市三坂町、別宮町、釜清水町、上野町
二曲城跡
二曲城跡は、鳥越城跡の大日川対岸に位置し、大日川流域、小松方面の支城として築城された城とされています。しかし、二曲城跡の麓に「殿様屋敷跡」と呼称される二曲城跡と同時代の館跡が確認されていることから、殿様屋敷跡に住した領主が勢力を拡大し白山麓本願寺門徒の長として、鈴木出羽守となったともされています。
二曲城跡は平成16年から21年にかけて発掘調査が実施されており、本丸から五の郭の郭跡における遺構が確認されており、馬蹄形を有する城跡とされています。
所在地 白山市出合町
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