ラウンハイム市からのレポート

ページ番号1003323  更新日 2022年2月8日

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ウンハイム市(独国)からのレポート 2020年9月4日
「コロナ禍の状況」

ラウンハイム市のコロナ禍状況

ドイツ国旗

”Report about the coronavirus in Raunheim”

(9月4日)

ロゴ:ラウンハイム市

対策

コロナウイルス対策はドイツ国内の16州、約300の郡もしくは11,000人の自治体各々で決められています。しかし、いくつかの基本的な政策はドイツ全土で適用され、約17,000人の人口を持つラウンハイム市にも適用されます。

以下の対策は全国で実施しているものです。ソーシャルディスタンスを取ること(少なくとも1.5m)、しっかり衛生面の対策を行うこと(咳などのエチケットや頻繁に手洗いをする)、そして公用施設、スーパー、飲食店、交通機関、空港や駅などでのマスク着用です。

ドイツでは大規模イベントの開催は来年まで禁じられているので、多くの有名なお祝い行事(ラウンハイムの“funfair“(ファンフェア)や市の祭り)が中止になりました。ドイツ独自の対策として、政府が開発した「コロナ警戒アプリ」が挙げられます。このアプリの使用は任意ですが、感染者に接触したかどうか、そして感染するリスクを知らせてくれるものです。このアプリにより、いち早くウイルスの感染ルートを発見することができます。

市役所

ラウンハイム市役所では、訪れる市民も職員もマスクの着用が義務付けられていますが、自分のワークスペースであれば自由に外しても大丈夫です。個人のワークスペースの間には、感染防止のための透明なパネルが設置されています。市民は市役所に訪れる際に、名前と連絡先の記入、手の消毒をする必要があります。市役所の営業時間は8月17日をもって通常の営業時間に戻りました。

学校

ラウンハイム市が所属するヘッセン州では、授業中はマスクを付ける必要はありませんが、授業以外の時間はマスク着用が義務付けられています。ウイルスの感染拡大を防ぐため、学校ごとに衛生面の方針を考え、実施することになっており、このルールはラウンハイムのような小さな市であっても、全ての小学校と一貫校であるアンネ・フランク・スクールに適応されます。

イベントと祝い行事

最近、ラウンハイム市が所属するグロース=ゲーラウ郡で300人規模の結婚式が2度開催され、感染者が複数人確認されました。そのため、郡の北部(ラウンハイムを含む)の学校では一時的にマスク着用が義務化され、イベントも最大150人規模までとなりました。しかし、状況が落ち着き、同郡の感染者数が抑えられていることから、9月2日をもって措置が緩和されました。このように、現在ドイツでは地域ごとに短い期間予防措置を取ることで感染拡大を防いでいます。

仕事と経済的状況

このパンデミックによる時短営業は、サービス業が盛んなラウンハイム市、また市が所属するライン=マイン地方に深刻な影響を与えました。時短営業は1年を通して適用される見通しで、その間労働者は仕事が減らされるか、場合によっては全くないケースもあります。時短営業により、最初の3か月間は給料が全体の67%に減らされます(子どもがいない場合は60%に減)。4か月目から77%に(同70%)、そして7か月目からは87%(同80%)と段階的に上がってきます。これに加えて社会保障給付の申請も可能です。

その他

ドイツは専門会と素早く連携し、彼らの見解を元に厳格な対応策を実施しました。感染拡大初期の段階で、少数人数のイベントや会議を禁止し、新しい規則により公共施設や飲食店などが閉鎖されました。しかし現在は規則が緩和され、飲食店も営業を再開し、ビジネスの会議なども行っています。これは連邦政府の迅速な対応や規則によるものであり、そしてその規則に正しく従って行動したドイツ国民の努力の結果でもあります。もう一つ感染抑制の要因はドイツの充実した保険制度です。ドイツの人口は約8300万人です。この中で今まで22万5千人がコロナウイルスに感染し、そして約9千人が命を落としました。(2020.9.3現在)連邦政府やドイツ国民、医療従事者の協力がなければ、倍以上の数字に到達していたでしょう。

(9月4日)

※上記レポートの英語版

※上記レポートのドイツ語版

ラウンハイム市の写真

写真:フェイスガードを着用した小学生

ラウンハイム市の小学生は授業以外ではマスクやフェイスガードの着用が義務付けられています。
School children


写真:スーパーの入り口

ラウンハイム市のスーパーの入り口。人々はマスクを着用しています。
Supermarket Entrance


写真:市役所の受付

ラウンハイム市役所の受付。アクリルボードで仕切られています。
Raunheim Town Hall Entrance Information Desk

リポーター紹介 Reporter Introduction

写真:イエンス・グローデさん

イエンス・グローデさん
ラウンハイム市職員
担当:都市間連携

Jens Grode
International City Network
Political Parnership-Management
City of Raunheim

ロゴ:ラウンハイム市

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