コロンビア市からのレポート・パート1 Report from Columbia, USA
コロンビア市(米国)からのレポート 2020年6月1日
「スクールバスがフードバス!?」
スクールバスがフードバス!?
“School bus now a food bus?!”
コロンビア市での外出制限が解除されて約1か月ですが、全米や世界中から人が集まるミズーリ州立大学は8月までオンライン授業のみとなったことで、これまでにないほど閑散とした市になりました。
それでも地元の人たちは新しい日常を助け合いの精神を持ちながら過ごしています。
日本でも問題となっている学校給食の停止による子どもの貧困を防ぐため、スクールバスがフードバスになって市内を走っています。
平日は市内80箇所を毎日巡ることで、保育園生、幼稚園生を含む公立学校の2歳から18歳までの子どもたちに、無料で食事を貰える機会を与えています。約2万人の生徒のうち毎日1,200人前後がこの支援を受けていて、バス運転手の雇用維持にもつながっているようです。市内のフードバンクや教会も週末を含めて、必要とする人に食料を提供しています。
市内では今も閉まっている店が多く、楽しい場所は少ないですが、アメリカでは手作りマスクが強く推奨されていることから個性あふれるマスクが新しい日常を彩っています。
そして楽しみといえば自然。美しい景色の独り占めはもちろんのこと、最近では野生動物が増え、朝は鳥のさえずりで起きて、外を歩けば、リス、ウサギ、時々アライグマに会う日々が続いています。
生活が一変してもどこかのどかな雰囲気のあるコロンビア市は白山市と似ているのかもしれません。病気だけでなく、困難に立ち向かっていこうとする思いも国境を越えて広がっています。(2020.6.1)
It has been a month since the City of Columbia lifted its stay-at-home order.
However, The city is like an empty box because the University of Missouri provides all classes online until August. The locals move to a new normal with the spirit of mutual help.
School buses in Columbia are “food buses” right now to prevent child poverty due to the suspension of school lunch.
Not only the school buses, food banks, and churches in Columbia also give out food to those in need almost every day, including weekends.
Many stores are closed, and there are only a few fun places. Face masks might be a symbol of the new normal. Every mask is different because Americans are encouraged to make ones with clothes they have.
Speaking of something fun in Columbia, we should not forget about nature. You not only enjoy the beauty with no crowds but also start a day with hearing birds singing and spends the middle of the day encountering squirrels, rabbits, and sometimes raccoons.
Columbia and Hakusan City might share a peaceful atmosphere, even in the pandemic.
Besides an illness, people’s will to overcome difficulties is also crossing the border.
“School bus now a food bus?!”
スクールバスがフードバス?!
週末には、よくハイキングに出かけます
リポーター紹介 ※日本語、英語ともに。
河野 裕明 さん
(Hiroaki Kono)
2018年3月
明治大学国際日本学部卒業、
2020年5月
ミズーリ州立大学ジャーナリズム修士課程卒業。
いつか白山市を訪れることを楽しみにしています。
河野さんは昨年、白山市からの公式訪問団がコロンビア市を訪れた際に大変お世話になった方です。
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