白山を食べる それぞれのストーリー 第6話「白山なめこ」
先人から引き継がれる白山ろくの恵み『白山なめこ』
なめこ(滑子)は、モエギダケ科の一種で、北海道や東北地方のような比較的涼しい土地のトチ、ブナ、ナラなどの切り株や枯れ木に生えています。原産地は日本で、台湾などでも採れますが、そのほかの国ではあまり食べられていないのが現状です。
白山市では、もともと白山ろくの山間部に暮らす人々が、山で自生した「なめこ」を採り、煮物や汁の実などにして食べるほか、年に一度の行事、報恩講の膳にのぼる貴重な食材として地域に食べ継がれてきたものです。
白山市で生産される「なめこ」
現在、白山ろく地域において、地元のブナなどのおがくずに栄養となる材料をまぜ,それをつめたビンでなめこをつくる「オガクズ栽培」を中心に年間約43トンが生産されています。生産者は、栽培で重要な室温管理を徹底し、安定した品質と収穫に努めており、日々、より安全で高品質な「白山なめこ」の生産に取り組んでいます。
また、近年では新商品として、従来より数倍大きい「でけえなめこ」の栽培にも取り組んでおり、飲食店などからの引き合いやお土産等、地域の特産品として広まっています。
白山なめこ
主な産地
吉野谷地域
収穫の時期
通年
効用
なめこには、タンパク質の吸収を助け、整腸作用があり、胃や肝臓の粘膜を保護する効果があります。だいこんおろしのような消化を助ける野菜と一緒にとると、二日酔いのような体調不良のときに効果があります。
また、骨を破壊する細胞を抑制する性質の天然成分を含み、美肌効果や骨粗鬆症の予防にも期待できます。
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