呉竹文庫が国登録有形文化財(建造物)となりました

ページ番号1008656  更新日 2022年9月15日

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白山市の文化施設である呉竹文庫の建築物4棟が、令和4年6月29日付け文部科学省告示第100号の官報告示により、国の登録有形文化財となりました。これにより白山市に所在する登録有形文化財(建造物)は合計37件となります。


呉竹文庫主屋・書庫
左が書庫及び閲覧室、右が主屋
呉竹文庫書斎
呉竹文庫書庫2階の書斎
呉竹文庫の土蔵
呉竹文庫土蔵
呉竹文庫の茶室
呉竹文庫茶室

登録名称

呉竹文庫主屋(くれたけぶんこおもや)

木造平屋建、瓦葺、建築面積112平方メートル

昭和3年建築

登録名称

呉竹文庫書庫及び閲覧室(くれたけぶんこしょこおよびえつらんしつ)

土蔵造二階建、瓦葺、建築面積173平方メートル

大正4年頃建築、昭和3年増築

登録名称

呉竹文庫土蔵(くれたけぶんこどぞう)

土蔵造二階建、瓦葺、建築面積51平方メートル

明治22年頃建築、平成2年改修

登録名称

呉竹文庫茶室(くれたけぶんこちゃしつ)

木造平屋建、瓦葺、建築面積20平方メートル

昭和18年頃建築

所在地
白山市湊町ヨ146他
登録文化財とは
平成8年に誕生した国の文化財保護制度のひとつ。築50年以上経過した比較的新しい建造物のうち、貴重な歴史遺産となるものを、国の文化財登録原簿に登録します。重要文化財とは違って、所有者側の活用が優先されるなど、比較的規制が緩やかなうえ、知名度が高いことが特徴です。
種別
建築物、文化福祉
登録基準
造形の規範となっているもの
特徴、評価
手取川河口の旧湊村に実業家が設立した私設図書館。主屋は平屋建ての上質な近代和風住宅で、片廊下の南に広縁と次の間を備える表座敷、仏間座敷、白樺の床柱を用いた数寄屋風の角座敷(つのざしき)を配する。書庫は土蔵造りで掛子塗りの扉を開き、一階に書棚を並べ、二階は重厚な洋風意匠の書斎とし、全体として和洋折衷にまとめる。付属する閲覧室棟は、一階を閲覧室、二階は数寄屋風で意匠を凝らした床構え付き座敷とする。土蔵は元着物蔵で、一階戸口に鏝絵の掛子塗扉と、豪壮な鳥居枠を構える。茶室は三面に庇を回して土縁とし、三畳茶室に花頭窓形に仕切った一畳の床脇を付す。壁に埋め込んだ呉竹を床柱にするなど床構えが独創的な茶室。

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