溧陽市お茶まつり友好訪問団派遣事業(平成28年4月)

ページ番号1003322  更新日 2022年2月15日

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平成28年度 中国溧陽(りつよう)市お茶まつり友好訪問団派遣事業報告

友好都市・江蘇省溧陽市の最大のまつりである「お茶まつり」に、本年も市関係者等が招待を受け、山田市長を団長とする訪問団7名が溧陽市を訪問し、同まつりの開幕式に出席したほか、市内視察、政府関係者との懇談、溧陽第二中学校での市民交流を通して、相互理解と友好を深めました。

派遣期間
平成28年(2016年)4月26日(火曜)~30日(土曜) 4泊5日
訪問団員
  • 公式訪問団員
    • 団長 山田憲昭 白山市長
    • 副団長 石地宜一 白山市議会副議長
    • 市随行者 山本一彦 総務部次長兼財政課長
    • 市随行者 佐々木満 議会事務局議事調査課長
  • 市民訪問団員
    • 二木喜則 白山市国際交流協会副会長
    • 笠野藤紀男 白山市国際交流協会理事、白山市日中友好協会相談役
    • 喜多卓郎 白山市国際交流協会会員、小川流煎茶師範

フォトアルバム

写真:お茶まつり1

開幕式に出席する山田市長(右端)


写真:お茶まつり2

盛大に開催されたお茶まつり開幕式


写真:お茶まつり3

徐華勤市長の開会挨拶


集合写真1

市幹部の皆さんと記念撮影


写真:蔡金龍副市長と山田市長

蔡金龍副市長と再会


写真:会見

徐華勤市長(右)と会見する山田市長


写真:交流1

天目湖遊覧で溧陽市産の銘茶のお点前


写真:交流2

国家A級観光地の「南山竹海」を視察


写真:交流3

溧陽第二中学校で生徒の書の披露


写真:パンダ

「南山竹海」の熊猫(パンダ)館


写真:交流4

南山竹海の書道館にて。喜多さんの書を贈呈


写真:交流5

中学生による歓迎の合唱「胡蝶」


写真:交流6

お礼に団員全員で「茶摘み」の歌を合唱


写真:交流7

出発の朝、お世話になった王勤月教育局副局長とお別れする団員


集合写真2

天目湖賓館をバックに記念撮影


写真:懇談

北國銀行上海事務所を訪問し、一願所長と中国事情について懇談する訪問団

寄稿文 『溧陽市を訪ねて』

市民訪問団員 喜多卓郎 (小川流煎茶師範 喜多九楽)

溧陽茶香味無双
溧陽白山友誼長

今回はお茶まつりに合わせた訪問というので、「煎茶のお点前ができたらなあ」と思っていたところ、訪問3日目、白山市との交流が続いている溧陽市立第二中学校との交流の席でこれが実現しました。張志豹校長、山田白山市長の挨拶や参加者紹介の後、学校側から、ベテラン先生の京劇独唱、瓢箪笛による民俗音楽の演奏、生徒10人の合唱と伝統筝曲の独奏が続き、「次は訪問団側から?」といった雰囲気の中で、「煎茶の披露」となりました。

旅行カバンに無理やり詰め込んできた茶具-いずれも小さいものですが、茶碗、急須、茶壷、湯瓶・・・と教卓の盆上に並べ始めると、周りに好奇の目を感じます。湯を沸かす涼炉などは省略し、学校のポットの湯を湯瓶にもらい、急須に茶葉を投じて湯を注ぎます。お茶は10滴ほどずつ、5つの茶碗に分けて入れます。お運び役もいないので、皆さん教卓まで来てもらい、立ったまま飲んでもらいました。
ウ? ウ? ウ?! 色、香り、味はかなり濃厚なのですが、杯のような小さい茶碗の数滴の茶には、不思議そうで驚いた顔。お客様の表情は日本でも同様なのですが、中国では絶えている抹茶よりも、茶の葉を用いる中国風に近い煎茶手前とはいえ、”所変われば茶も変わる”です。「私にも」とのご希望にも何とかお答えできました。お茶文化のルーツ中国で、中でも銘茶・白茶の大産地の真っ只中での楽しい体験でした。

この後、同席の書道家の先生に勧められて、私が「溧陽茶香味無双 溧陽白山友誼長」と書くことになりましたが、これを皮切りに書道部員と思わしき生徒数人が、それぞれ名句名文を様々な書体で書き始め、記念に自分の名前を書いてもらった団員もありました。山田市長は、書道家の先生から「山田憲昭」と墨痕鮮やかな即席の揮毫をプレゼントされ、団員が地域の書道家が書いた表装済みの軸をいただきました。

最後に日本の唱歌「茶摘のうた」を全団員で合唱、団員が持参した中国訳詞コピーで溧陽市の人たちも口ずさみ、歓談と感動のうちに溧陽市・白山市の友好事業のさらなる進化とお互いの再会を誓い合ったのでした。


写真:喜多卓郎さん1

日本の煎茶手前をする筆者


写真:喜多卓郎さん2

書家先生の勧めで「溧陽茶香味無双溧陽白山友誼長」と記す筆者

お茶まつり(茶葉節)について

中国でも有数のお茶の生産地で有名な溧陽市において、新茶のシーズンに合わせて開催される市最大のおまつりです。溧陽市のお茶のPRと商談会をはじめ、芸術祭やコンサート、経済関係者向けの多種多様なプログラムを通して、溧陽市の「産業」と「観光」を国内外に発信します。期間中は15,000人の観光客が国内外から溧陽市を訪れます。

同まつりは、1991年から開催されており、2005年にはお茶まつりに加えて「天目湖旅行まつり」も開催。ともに主会場は、天目湖。今年は、第14回お茶まつり及び第12回天目湖旅行まつり。4月28日開幕式から5月28日閉幕式までの1ヶ月間開催される。開幕式への招待客は、江蘇省関係者、溧陽市関係者、友好都市代表、茶業業界、観光業界、経済界リーダー等の約700名。
主催:中国茶葉学会、中国経済研究会、新華新聞メディア集団、江蘇省旅行協会、溧陽市人民政府

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