固定資産 よくある質問
質問家が古くなっても税額が下がらない理由を知りたい
回答
家屋の評価方法を、簡単に説明すると次のようになります。評価替えの時点で同様の家屋を建築した場合に必要な建築費を算出します。これを「再建築価格」といいます。「再建築価格」から家屋の経過年数により価値が減少した分を減価させ、求めた価格が「評価額」になります。
「評価額」に税率を乗じたものが「税額」です。
評価額は3年ごとの基準年度に見直しを行いますが、家屋を建てるために必要な材料費や人件費等の建築物価が新築したときよりも高くなっている場合には、見直した評価額が前年の評価額を上回ることがあります。また、建物の構造により耐用年数が異なるため償却率が違います。なお、建築されて相当の年数を経過した古い家屋などでは、経過年数による減価率が変わりません。
このような場合には、「評価額」は前年の評価額と同額に据え置かれ、税額は下がりません。