鳥頭蓋付朱漆塗瓶子

ページ番号1009239  更新日 2022年12月27日

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白山市指定有形文化財 工芸
鳥頭蓋付朱漆塗瓶子(ちょうずがいつきしゅうるしぬりへいし)

梵鐘

〔所在地〕白山市西新町168番地1 白山市立博物館
〔所有者〕守郷白山神社
〔員数〕一対
〔瓶子寸法〕総高37.5cm、肩幅30cm、口径8cm、高台径20cm
〔鳥頭寸法〕頭部5.8cm、高さ11.2cm
〔仕様〕朱漆塗、蓋の一部に金箔
〔指定日〕昭和55年12月11日

 

この瓶子は、神仏分離令によって明治2年(1869年)に石川郡木津村(現白山市木津町)が、白山宮(現白山比咩神社)の本地堂(白山護摩堂)を買い取った際、堂宇とともに移譲されたものです。瓶子とは酒器ですが、後世の「とっくり」とは異なり、細長く口の狭いのが特徴です。木製で普通よりかなり大きいところからみて、日常の器ではなく、祭器であると考えられています。ろくろによって口・肩・胴の三段に分かれて彫られたものを接合しており、肩の張り出し具合や朱漆の塗肌の軟らかい感触から見て、室町時代のものと推定されています。また、この瓶子の最大の特徴は「阿吽(あうん)」の意味を表わす鳥頭蓋がついていることで、このような蓋を持つ瓶子はたいへん珍しいものです。

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