白山市白峰伝統的建造物群保存地区の手続きについて

ページ番号1002262  更新日 2022年12月16日

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伝統的建造物群保存地区保存計画について

平成31年4月1日、白山市教育に関する事務の職務権限の移行に伴い、新たに「白山市白峰伝統的建造物群保存地区保存計画」を策定しました。 この保存計画は、保存地区の歴史、町並みの特性、保存すべき建築物等の特定や今後の整備計画、助成措置等について、地区住民と協議を行い、伝統的建造物群保存地区としての保存の方向性を定めたものであり、今後の町並み保存の基本となるものです。

伝統的建造物群保存地区内での現状変更について

保存地区内において、外観の現状を変更する場合には、現状変更行為許可申請書を白山市に提出する必要があります。これは住民の方々とともに、保存地区の歴史的風致を守っていくために必要不可欠なものです。許可基準に従って、市が可否を判断いたします。

現状変更行為許可申請が必要なもの
(1) 建築物等の新築、増築、改築、移転又は除却
(2) 建築物等の修繕、模様替え又は色彩の変更でその外観を変更することとなるもの
(3) 宅地の造成その他の土地の形質の変更
(4) 木竹の伐採
(5) 土石類の採取
(6) 水面の埋立て 等

手続きにともなう申請用紙は、下記様式をご利用下さい。

伝統的建造物保存地区内の修理修景について

伝統的建造物等として特定されている物件の修理

伝統的建造物の修理が必要となった場合には、事前に文化財保護課と協議していただき、伝統的建造物等の特性を維持した工事方法で修理することになります。工事方法については、市伝統的建造物群保存地区保存審議会の審議と文化庁の指導を受けます。伝統的な工法・様式に沿った復原的な手法により修理を行い、文化財としての価値を維持または高めるために、補助金が交付されます。補助金を交付するために、予算を確保する必要があることから、工事設計書類は工事前年の秋頃までに必要となります。
修理は伝建制度において最も重要な意義をもっています。修理を始めるにあたっては、その建物がどのように増改築や修繕が行われてきたかを調査し、その調査結果により修理の方法を決定することとなります。
民家における修理方法は、土壁のあった箇所は黄土色の土壁の中塗り仕上げ、板壁であった箇所は、縦板の羽目板張りが基本になります。アルミの建具・ベランダは木製のものに復原、変更する事を基本とします。外観を中心とした工事費に対しての補助金となりますので、室内については自由に改修・模様替えしていただいてかまいません。ただし、柱、基礎などの外観を支えるための主要構造部分の修理は補助の対象となります。

伝統的建造物として特定されていない物件の修景

修景とは、伝統的建造物として特定されていない一般の建物において、現代風の建物外観を、白峰の伝統的な町並み景観に調和させるために行う外観の工事です。建物外観を修繕する必要が出てきた時に、修景基準に沿って行った修景工事費に対して補助金を交付します。予算を確保する必要があることから、工事設計書類は工事前年の秋頃までに必要があります。
民家における修景方法は、二階の外壁は黄土色の土壁風に、一階の外壁は黄土色の土壁風または板壁にします。アルミの建具・ベランダは木製のものに変更する事を基本とします。屋根については、赤や青の色彩であれば、茶色の鉄板か、黒、灰色の瓦に変更することになります。
新築時に修景補助を受ける場合は、修景基準にほぼ合致した外観で設計していただく必要があります。

修理修景に関する要望書は、下記様式をご利用のうえ工事設計書類等を添えてご提出下さい。

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