「白山の水」地下水オープンデータ

ページ番号1002900  更新日 2023年5月31日

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目的

  • 白山手取川ジオパークは「山と雪」「川と峡谷」「海と扇状地」という3エリアから成り立っています。
  • 大雨が降ると上流で土石流が発生し、手取川を流れ下ります。山間部から平野部に出て広がったところで勢いが弱まり、上流から運ばれてきた大量の石や砂がたまります。たまった砂で土地が高くなると、水は周辺の低いところへと流れる場所を変えていくため、山側を頂点として、石や砂が扇状にたまっていきます。このようにして手取川扇状地は作り出されました。
  • 水分野はSDGsの17の目標のうち、他分野にも深く関係する非常に重要な分野であり、市民に様々な恩恵を与えている水に着目し、白山市の自然環境について関心を高めてもらうために、地下水の水温等を見える化しました。

事例

sdgs17の目標指標4,6,7,9,11,13,15

  • 山の森は「みどりのダム」とも言われています。上流部では浸透した水が地下水として、下流部では地下に潜りこんでいた伏流水が湧水となって地上へ表れます。
  • 地下水の量は雨や雪の量によって影響すると考えられています。また、道路や建物が増えることでアスファルトやコンクリートで地面が固められるところが多くなったことにより、水が浸透するはずの森林や田畑の面積の減少も地下水の減少に大きな影響をもたらすと考えられています。
  • 白山市はゼロカーボンシティを宣言し、脱炭素の取り組みとして「産学官金」連携による豊かな自然を活かした再生可能エネルギーの導入を推進し、循環型社会の形成を目指しています。地下水を調べることで一人ひとりができることを考えてみましょう。

オープンデータ

観測地点

地下水の観測地点

  1. 鳥越エリア(井戸):扇状地へ広がる地下水のもととなるエリアです。
  2. 扇央エリア(井戸):中央地点で地下水を豊富に蓄える帯水層が存在する手取川扇状地の中心エリアです。
  3. 美川エリア(湧水):手取川の河口域で伏流水が豊富に湧き出るエリアです。

取得しているデータ

観測地点 水位 水温 水質(EC)
1.鳥越エリア(井戸) ×
2.扇央エリア(井戸)
3.美川エリア(湧水)

※通常1日1回データを取得していますが、太陽光パネルの発電不足等の理由により取得できないところがあります。

データの種類

水位

井戸の水位は標高表示を示しています。

各観測地点の地表の標高は以下のとおりです。

  1. 鳥越エリア(井戸):180m
  2. 扇央エリア(井戸):40.5m
  3. 美川エリア(湧水):水路の水深を示しています。(以下のイメージを参照)

美川エリアの水位イメージ図

水温
地下水の温度を示しています。
EC
  • 水中での電気の通しやすさ(電気伝導度)を示します。
  • 海水の影響や混合状態等の推定に用いられ、一般的に河川は110µS/cm(マイクロジーメンスパーセンチメートル)、海水では4万5000µS/cmとされています。

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