化石調査について

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化石調査の概要と化石壁関連のニュースです。

白山市の化石調査

白山市では、平成9年の桑島化石壁を貫くトンネル掘削の際得られた岩石のほか、市内に分布する中生代の地層から産出する化石についての調査研究、活用・普及を図っています。
現在、白山市と専門家とで協議会を作り、調査団をおいて化石調査を進めています。
白山市内の中生代の地層からは、これまで多種多様な化石を産出しており、これからも新発見が期待されています。

桑島化石壁

写真:桑島化石壁

桑島化石壁(くわじまかせきかべ)は国指定天然記念物にもなっている大きな崖で、高さは50メートル以上、幅は約210メートルあります。約1億3千万年前の地層が露出しており、古くから植物化石が見つかっています。近年の調査では、恐竜化石をはじめ、多種多様な動物化石が発見されています。
ここから産出された化石のうち重要な物は、石川県の文化財に指定されています。

現在は落石が頻繁におこり、大変危険ですので化石壁の近くへ行くことはできませんが、国道157号線から対岸に見ることができます。

ニュース

  • 令和元年10月に実施した調査で、新たな恐竜の足跡化石1点が見つかりました。
  • 当館の学芸員が共著者であるポスターが、日本古生物学会2019年年会で優秀ポスター賞を受賞しました。
  • 平成30年1月3日、化石壁産出の新種両生類化石に、「シラーペトン・イサジイ」の学名がつきました。
  • 平成28年3月、化石壁産出の新種トリティロドン類(単弓類)化石に「モンチリクタス・クワジマエンシス」の学名がつきました。
  • 平成27年7月8日、化石壁産出の新種トカゲ類化石3種に、「ハクセプス・インベリス、クロユリエラ・ミキコイ、アサガオラケルタ・トリカスピデンス」の学名がつきました。
  • 平成26年10月、化石壁産出の新種魚類化石に、「シナミア・ククリヒメ」の学名がつきました。
  • 平成26年4月、化石壁産出のハ虫類化石が国内初発見の絶滅ハ虫類のものであることがわかりました。
  • 平成23年、桑島地内産出の新属新種カメ化石に、「カッパケリス・オオクライ」の学名がつきました。
  • 平成22年12月31日、化石壁産出の新種貝類化石3種に、「ザプティチウス・クワジマエンシス、アプレクサ・カセキカベ、テトリプパ・コスタータ」の学名がつきました。
  • 平成21年9月、化石壁産出の新属新種恐竜化石に、「アルバロフォサウルス・ヤマグチオロウム」の学名がつきました。
  • 平成20年9月22日、化石壁産出の新属新種魚類化石に、「テトリイクチス・クワジマエンシス」の学名がつきました。
  • 平成20年9月、化石壁産出の新属新種ほ乳類化石2種に、「ハクサノバータル・マツオイ及び、テドリバータル・ライニ」の学名がつきました。
  • 平成20年3月14日、化石壁産出の新属新種は虫類化石に、「クワジマーラ・カガエンシス」の学名がつきました。
  • 平成19年6月30日、化石壁産出の新属新種ほ乳類化石に、「ハクサノドン・アルカエウス」の学名がつきました。
  • 平成18年11月16日、化石壁産出の新属新種は虫類化石に、「カガナイアス・ハクサンエンシス」の学名がつきました。
  • 平成18年4月7日、桑島化石壁から産出した77点の化石が石川県の文化財に追加指定されました。

問い合わせ

白峰化石調査センター(白山恐竜パーク白峰内)
〒920-2502石川県白山市桑島4-99-1
電話:076-259-2724 ファクス:076-259-2335
Eメール:h-kaseki@city.hakusan.lg.jp

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観光文化スポーツ部文化課
〒924-8688 白山市倉光二丁目1番地
電話:076-274-9573
ファクス:076-274-9546
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