新種化石02「桑島化石壁産出のほ乳類化石に学名がつきました」

ページ番号1002510  更新日 2022年2月8日

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2007年6月30日発行の米国カーネギー博物館紀要「Annals of Carnegie Museum」(アーナルズ オブ カーネギーミュージアム)に論文が掲載され、Hakusanodon archaeus(ハクサノドン・アルカエウス)の学名がつきました。

学名:Hakusanodon archaeus
名前の構成:新属名(Hakusanodon属)+新種名(archaeus)
意味「古代の白山の歯」
「Hakusan」(ハクサン)は「白山」、「odon」(オドン)は「歯」、「archaeus」(アルカエウス)は「古代の」の意味

写真:Hakusanodon archaeus(ハクサノドン・アルカエウス)
長さ18ミリメートル

発見からの経緯

今回新種として確認されたほ乳類化石は、1997年10月に桑島化石壁の岩石中から、下の顎と歯が発見されました。この化石が発見された手取層群桑島層は約1億3000万年前の白亜紀前期の地層であることから、日本最古のほ乳類化石として2000年7月にその発見が発表されました。
その後の研究で、この標本が新属新種であることが判明し、新種名を提唱する論文が2007年6月30日発行のカーネギー博物館紀要に掲載され、新種の学名“ハクサノドン・アルカエウス”が国際的に公表されました。

ハクサノドンについて

ハクサノドンの歯は横から見たとき3つの突起があり、真ん中の突起が特に大きく、漢字の”山”のような形をしています。このような形の歯を持つほ乳類は、多くのほ乳類の原始的な段階に現れることがわかっています。

ハクサノドンは白亜紀前期の化石ですが、ジュラ紀後期にアメリカにいたコモドンという種に最も近いと考えられ、世界的にも化石の数が少なくナゾが多いこの時代のほ乳類進化を考えるうえで、国際的にも注目される標本となります。

桑島層からは他にもほ乳類の化石が二十数点発見されています。ハクサノドンに近いのですがハクサノドンとは別の種と考えられるものと、多丘歯類という全く別系統のほ乳類が発見されています。日本では福井県、熊本県からも中生代のほ乳類が発見されていますが、複数の種類のほ乳類化石が発見されているのは桑島層だけです。

問い合わせ

白峰化石調査センター(白山恐竜パーク白峰内)
〒920-2502 石川県白山市桑島4-99-1
電話:076-259-2724 ファクス:076-259-2335
Eメール:h-kaseki@city.hakusan.lg.jp

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