特定外来生物
1.外来生物とは
人間がペットや食用、研究用として、新たに国・地域に、持ち込んだ生物のことを指します。
たとえば、四つ葉のクローバーで馴染みのあるシロツメクサやアメリカザリガニなども外国起源の生物です
日本には2000種以上の外来生物がいると言われていわれており、そのうち、生態系や人の生活に大きな影響を及ぼし、農林水産業に大きな被害に与える種類を「侵略的外来種」と呼びます。
国では、この侵略的外来生物のうち特に規制すべきものを「特定外来生物」に指定し、法律等によりその取扱いを規制するとともに、違反者に対し重い罰則を設けてあります。
2.ルールを守って在来生物を守ろう!
外来生物の問題は、人間の活動によって生じたものです。私たち人間が、知識・節度を持ち既存の在来生物を守っていくことが重要です。
在来生物を特定外来生物から守る3つルール
- 生態系等への悪影響を及ぼすかもしれない外来生物はむやみに日本・地域に入れない。
- すでに、飼っている外来性動物は野外に出さない、外来性植物であれば屋外に種を蒔かない。
- 野外で外来生物が繁殖している場合には、少なくともそれ以上拡大させない
3.県内で確認されている特定外来生物
- アライグマ
- ウシガエル
- オオクチバス
- コクチバス
- ブルーギル
- オオキンケイギク
- オオハンゴンソウ
- アレチウリ
石川県では、外来植物のうち特に繁殖が著しい下記の特定外来生物(植物)について県民の皆様にも拡散防止についてご協力をお願いしております。
オオキンケイギク
北米原産の多年草で、5~7月頃にかけてコスモスに似た形状の鮮やかな黄色い花を咲かせます。草丈は30~70cm程度あり、株元付近から束状に多数生え、主に河川敷やあぜ道などに繁殖します。
オオハンゴンソウ
7~10月に開花したあと種子をつけます。主に道路、河川敷で繁殖し、市内では安原川をはじめ白山スーパー林道でも確認されています。
アレチウリ
数メートル~10数メートルの長さになるつる状の一年生草本で、果実には細いトゲを有し、種子はカボチャの種に似ています。河川敷に多く繁殖しています。
お願い
上記の植物を自宅の庭などで発見した場合は、丁寧に根っこごと引き抜き、その場にて2~3日天日にさらすなど枯死させ、ビニール袋などに密閉し燃えるゴミとして処分してください。
地中に根や種子が残った場合、翌年も同様に繁殖することがあります。なくなるまで駆除をお願いします。
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