ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)
皆さんは「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)」という言葉をご存知ですか?
働くすべての方々が、「仕事」と育児や介護、趣味や学習、地域活動といった「仕事以外の生活」との調和をとり、その両方を充実させる働き方・生き方のことです。
しかしながら、現実の社会では、「仕事に追われ、心身の疲労から健康を害しかねない」、「仕事と、子育てや親の介護との両立が難しい」などの理由で、多くの方がワーク・ライフ・バランスを実現できていません。
様々なライフスタイルや、子育て期、親の介護などを行う中高年期といった人生の各段階におけるニーズに合わせて多様な働き方・生き方を選べる「ワーク・ライフ・バランス」社会の実現に向けて、行政や企業、市民の皆さんが一体となって取り組むことが重要です。
コラム
みんなの理解と協力
下のグラフは、6歳未満の子供を持つ夫の1日当たりの家事・育児関連時間を国別で比較したものです。日本の男性の家事・育児関連時間が、とても短いことがわかります。
結婚や出産をしても働き続けたい、と考える女性が増えている一方で、出産を機に多くの女性が退職をせざるを得ない現状があります。女性が仕事と子育てを両立していくためには、家族や職場の理解と協力が欠かせません。
特に家庭では、夫がともに家事や育児を分担することが不可欠です。また、職場では育児のための休業・休暇・短時間勤務など柔軟な働き方ができる制度の整備や、それらの取得しやすい職場環境や雰囲気づくりもとても重要です。
夫をはじめとする家族や職場のみんなが子育て期の女性の状況を理解し思いやること。これがワーク・ライフ・バランスの第一歩なのです。
※グラフ出典:内閣府ホームページ
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