はじめよう!エシカル消費
エシカル消費の認知度等に関するアンケート調査を実施しました
北陸大学と連携し、エシカル消費の認知度等に関するアンケート調査を実施しました。
調査結果については、今後のエシカル消費の周知啓発事業に活かしていきたいと思います。
「エシカル消費の認知度等に関するアンケート調査」
調査時期 2024年10月16日から12月31日
対象者 白山市在住の18歳以上の方
調査方法 市が運用するLINE公式アカウントで配信(インターネット調査)
回答数 461人
買う×考える=未来につながる 「エシカル消費」とは
「エシカル消費(倫理的消費)」とは、人や社会、環境に配慮したものやサービスを選んで消費することです。
日々の買い物の中で、
- 人や社会のことを考えているかな?
- 環境にいいものかな?
など、社会的課題の解決を考慮したり、そうした課題に取り組む事業者を応援しながら消費活動を行うことです。
商品の向こう側を考える
私たちは、食べ物、服、紙、石油など、毎日いろいろなものを消費して生活しています。
こうした消費生活は、地球で起こっているいろいろな問題と密接に関係しています。
私たちが日々、手にする商品はどこかで誰かが作っているものです。
また、材料は豊かな地球上の資源が使われています。
「安ければいい」「便利な使い捨て商品がいい」などといった基準だけで商品を選ぶことは、以下のようなさまざまな環境問題や社会問題を引き起こす要因の一つとなっています。
- 地球温暖化、森林の減少、海洋プラスチック
- 貧困や児童労働
- 食品ロス など
私たちの消費活動が社会を変える
私たちの日々の買い物は、一つ一つを考えると小さいものかもしれません。
しかし、個人の消費が社会に与える影響は決して小さくありません。
例えば、「環境にいい商品」を選ぶことは、それを作った人・企業を応援することになります。
また、人や社会、環境に配慮していない商品についても、消費者に選ばれなければいずれはなくなります。
私たちの消費活動は社会を変える力を持っています。
持続可能な社会を目指して(SDGsとエシカル消費)
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。
持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さないことを誓っています。
これらの目標を達成するために身近にできることの一つが、「エシカル消費」です。
身近なことからエシカル消費をはじめよう!
地域に配慮した消費活動
とってもエシカルな地産地消
「地産地消」とは、その地域で生産された農林水産物をその地域で消費することを言います。消費者は新鮮なものが手に入り、自分の住む地域の活性化にもつながる消費スタイルとなります。
地産地消のメリット
- 地産地消の農林水産物は、生産地が近いため、食材が新鮮でおいしい
- 同じ地域に住んでいる人が作っているため、安全で安心
- 地元の人がたくさん食べると農家の人の生産意欲が高まり、地域全体が活性化
- 食料を輸送するためのエネルギーを削減しているため、地球環境にも優しい
消費を通じて、その他の地域や産業も応援できます
あなたの消費が、いろいろな方たちの応援につながります。
例えばこんな取り組み
- 自然災害にあった地域、風評被害で困っている地域の商品を選ぶ
- 伝統工芸品を選ぶ など
人や社会に配慮した消費
その商品やサービスの裏で、苦しんでいる人はいないか考える
私たちが購入する商品の多くが、私たちが手にするまでにたくさんの人が関わっています。発展途上国には、安い賃金で働かされ十分に生活することができず、貧困に苦しんでいる人がいます。中には学校に通わず、働かされている子どももいます。
人や社会に配慮された商品を選ぶことで、多くの人が持続可能な生活を送れるようになります。
例えばこんな取り組み
- フェアトレード製品を選ぶ
※フェアトレード商品とは、発展途上国でつくられた作物や製品を適正な価格で継続的に取引することによって、その国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す貿易の仕組みのことです。 - 障がい者支援につながる商品
- 売り上げの一部が寄付につながる商品を選ぶ など
環境に配慮した消費
もったいないの気持ちを消費行動へ
大量生産・大量消費・大量廃棄の暮らしによって、地球温暖化や海洋汚染などが発生し、生態系が破壊され、エネルギー資源が減少し、異常気象による農作物への被害などが深刻化しています。
例えばこんな取り組み
- 必要なものを、必要な量だけ買う
- 使い捨てのものより、長く使えるものを選ぶ
- お買い物のときにマイバッグを使う
- 食品ロスを減らす など
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