多文化共生を学ぶ講演会とワークショップ(実施報告)

ページ番号1003184  更新日 2022年2月8日

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講演会 『地域における日本語教室の新しい役割』

開催日
8月27日(土曜)
時間
午後1時30分〜3時
場所
市民交流センター4階AV講義室
講師

金沢大学人間社会学域国際学類日本・日本語教育コース教授 深澤 のぞみ先生

プロフィール
専門は日本語教育、研究テーマは「多文化共生社会における日本語」。
金沢工業大学、富山大学で教鞭をとられた後、2008年に金沢大学に着任。地域に住む外国人住民のために積極的に活動をされており、「子どもラーニングサポート北陸」、「金沢子どもスタディサポート」において、特に外国人児童・生徒のサポートを実践されている。

講演会の様子

日本語指導ボランティアの皆さんや、多文化共生に興味のある方等、約35名の方にご参加いただきました。
日本語指導に関わる人として、先ずは知っておきたい知識や現状、地域における日本語教室の役割など、普段は聞くことのできない貴重なお話しを伺うことが出来ました。そこから、交流型日本語教室のニーズや必要性に関して考えさせられる有意義な講演会となりました。

写真:講演会の様子1
講師の深澤先生
写真:講演会の様子2
皆さん真剣に話を聞いています。

ワークショップ 『交流型日本語クラスの試み』

開催日
8月27日(土曜)
時間
午後3時〜4時30分
場所
市民交流センター3階企画展示室
ファシリテーター
石川県国際交流協会講師 今井 武先生、星 亨先生

ワークショップの様子

講演会後そのままワークショップに参加された方に加え、中国やフィリピン、インドネシアの方たちにもお集まりいただき、人数がさらに増えたところで、皆さんに実際に交流型日本語クラスを体験していただきました。
テーマは「美容院」で、日本人と外国人がペアになり、お客さん役と美容師役を交互に演じました。まずは、外国の方が美容師役になり、日本人のお客さん役の方に、「今日はどうなさいますか?」という質問をし、日本人の方が「〜にしたいです。」「〜してください。」など、質問の返事をします。次に日本人の方が美容師役となり、外国の方がお客さん役になります。お互い終わったら、実際にどんな言葉を使ったのか紙に書き出していき、外国人の方が実際どういうことを注文したいのかを一緒に考えてあげます。
交流型の日本語クラスでは、生徒と先生の距離が本当に近く、また、皆さん終始笑顔でとても楽しそうでした。また、習ったことも実際に使える表現であるので、外国の方の満足度も高かったです。
ワークショップ終了後、「とても良かった」という声が多数よせられました。

写真:ワークショップの様子1

まずは星先生が皆さんに説明です。


写真:ワークショップの様子2

母国語で挨拶してもらいました。


写真:ワークショップの様子3

初めての交流型授業に興味津々です。


写真:ワークショップの様子4

美容師役と生徒役に分かれて実践!


写真:ワークショップの様子5

使った表現を紙に書き出していきます。


写真:ワークショップの様子6

自然と会話の回数が増えます


写真:ワークショップの様子7

共同作業はお互い距離が縮まります。


写真:ワークショップの様子8

最後は今井先生による授業の振り返り


交流型日本語クラスについて皆さんの関心が一層高まった大変有意義なワークショップとなりました。
深澤先生、今井先生、星先生、ありがとうございました!

白山市国際交流サロンでは今後、交流型日本語クラスの開設に向けて授業の編成を行っていきます。
まずは、今回ファシリテーターとしてワークショップをしてくださった星先生、今井先生の協力を得ながら出前講座という形で数回に分け、実際に国際交流サロンで交流型日本語クラスを実施いたします。
興味がある方、参加希望の方はどうぞご連絡ください。

  • 白山市国際交流サロン:電話 076-274-3371
  • 白山市国際交流協会事務局:電話 076-274-9520

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