地域少子化対策重点推進事業

地域少子化対策重点推進交付金の活用について

市では、少子化対策の取り組みについて、国の「地域少子化対策重点推進交付金」を活用し、以下の事業を実施します。

事業名

ライフデザイン・結婚支援重点推進事業

実施期間

令和7年4月1日～令和8年3月31日

地域における実情と課題

　白山市では、「第2期白山市まち・ひと・しごと創成総合戦略」により、「安心して子どもを産み育て生涯活躍できる「健康・福祉・教育」創成戦略」を基本目標の一つに掲げています。本市において、年少人口割合が減少傾向にあり、今後、地域の安定化を図っていくためにも、将来を担う子どもたちを一人でも多く生み育てるとともに、生涯にわたって活躍ができる環境を整備する必要がある。

　本市では、体験型の婚活イベントの開催のほか、結婚希望者に対し、婚活を行うにあたり、出会いに必要な心構え、身だしなみ、コミュニケーション方法などを学んでいただくスキルアップセミナーを開催し、婚活イベント参加時のマッチング率向上に努めている。

本個別事業の位置づけ

　結婚希望者のスキルアップや出会いの場の提供、いしかわ結婚・子育て支援財団「あいきゅん」の紹介などにより、結婚の希望を叶えるための支援に取り組んでいる。結婚希望者へのスキルアップ研修と婚活イベントを組み合わせ、婚活イベントの企画運営実績がある団体に研修・イベントの企画・プロデュースを委託し、イベント内容の充実と参加者マッチング率の向上に努めている。

本個別事業における現状と課題

　本市では平成17年度より婚活イベントを実施しており、これまで実施した回数は36回、参加者数1,121人、カップル成立数122組である。婚活支援に取り組むにあたっては、個人情報の管理といった「安全性の確保」、独身男女のニーズに合った情報発信、参加しやすい環境を整えることが必要である。さらに、婚活イベントの内容についても、白山市の自然や文化、食など地域の魅力的資源を活用しながら、本市での結婚、出産、子育てへのライフステージに繋がる出会いの場を増やす必要がある。また、本市での課題としては、婚活イベントの女性参加者が男性に比べ集まりにくい傾向にある。

課題への対応

　令和4年度からはこれまでの会食型から体験型の婚活イベントに内容を変更し、気負わず参加しやすい、出来るだけ自然体でお互いの人となりを知ることができるイベントとなるよう努めている。また、令和5年度から男性の結婚希望者に対し、婚活に必要な心構え、コミュニケーション力や身だしなみに関するセミナーを行っており、受講者からは婚活に対する心構えや向き合い方が変わった、イベント当日を安心して迎えることが出来たと好評を得ている。今後もセミナーやイベント参加者からのアンケート内容等を踏まえ、より参加しやすい、参加したくなる事業内容へバージョンアップしていきたい。